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[ 新書 ]
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異文化間コミュニケーション入門 (丸善ライブラリー)
・鍋倉 健悦
【丸善】
発売日: 2009-04
参考価格: 882 円(税込)
販売価格: 882 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・鍋倉 健悦
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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社会分業論〈下〉 (講談社学術文庫)
・井伊 玄太郎 ・E. デュルケム
【講談社】
発売日: 1989-05
参考価格: 1,103 円(税込)
販売価格: 1,103 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 882円~
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・井伊 玄太郎 ・E. デュルケム
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カスタマー平均評価: 4.5
連帯の変革による分業形態の変化 下巻には、「第二編 原因と条件」と、「第三編 異常的諸形態」が収録されている。上巻が、観察可能な社会的分業の生成過程を事実として記述したのに対し、下巻ではそんな社会的分業の変革がなぜ起こるのかを探っていく。
著者は、社会的分業が必要とされる要素として、人口集中・都市の形成および発展・交通および運輸の手段の進歩などによって共同体内の密度が高まること、「社会の漸進的凝集」と、共同体内の成員数の増加による「社会内関係の増加」の二つを見出し、両者の相互作用によって社会的分業の濃度が増していき、それが一定の閾値に達することで社会的連帯の形が変わり、結果的に社会的分業の形態も変化すると論を進める。豊富な具体例を挙げて展開していくこの件を読んでいくと、デュルケム自身が社会学という名で呼んだ思考のエッセンスについて理解できた気がする。
デュルケム自身はどちらかといえば保守的な立場をとっていたように思えるし、この著作に記されている「個人は社会の産物である」という言葉や、国家が一定程度社会を統制することは当然であり、不可欠であるという考えは革新的な世界観とは相容れない。しかし、その保守的な思考がかえって社会の実在性と問題性を明確に言い当てることに役立っているし、ある意味では世界への根源的な批判の基礎にもなっている。
この書籍には、後にフーコーの「監視と処罰」でより克明になされた社会解剖の先駆となる分析が多く含まれていると思う。自分にとっては、ウェーバーより数段理解しやすく、納得できるところが多い。何で日本で人気が無いのか、名声が高くないのか不思議だ。他の人にも、デュルケムの著作をお勧めしたい。
分業について 分業がどのように発達し、そして、それがどのように人々に影響を与えていくかについての鋭い分析がなされています。 他のデュルケムの著作に負けない社会学の名著の1つです。 分業に興味を持っている方のみならず、社会学に興味のある方はぜひ。
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[ 文庫 ]
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永続革命論 (光文社古典新訳文庫)
・トロツキー
【光文社】
発売日: 2008-04-10
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・トロツキー
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カスタマー平均評価: 5
理論家トロツキーの面目躍如! かつて「学生運動」というものがあった時代、
中核派と革マル派という二大勢力(といえるかどうかわからぬが)があった。
革マル派は中核派を「スターリニスト」と呼び、
中核派は革マル派を「トロツキスト」と呼んだ。
ノンポリだった学生は、「理論の革マル、行動の中核」とも呼んだ。
……それはともかく、本書は、トロツキーが強靱な理論家であったことを示してくれる。
トロツキーはロシア革命の功労者でありながら、レーニンと革命に対する意見が対立し、
さらにスターリンによって追われ、暗殺される。
だが常に暗殺者に追われながら、トロツキーは「革命理論」を書き続ける。
この「永続革命論」は、トロツキーの著書の中でも彼の理論を最もストレートに総括した一冊だ。
何より彼はここで、ロシア革命はこのままではいずれ崩壊する、とはっきり断言している。
それもスターリンに対する私怨などではなく、
恐ろしいまでに理論的・理性的に分析して――。
そして周知の通り、東欧の革命政権は崩壊し、ソ連もバラバラになった。
トロツキーの理論は、マルクス主義をさらに推し進めたところに存在する。
彼の理論が絵空事なのか、正しいのか間違っているのかは、まだ答えは出ない。
だがスターリンによるソビエト連邦失敗に終わったいま、
トロツキーが生きていたらどうなったかと考えても悪くはないと思う。
ロシア革命、マルクス主義……それらを原点に立ち返って考える意味はあるだろう。
そのためにも本書は、最適と言えるだろう。
読みやすくなっています 光文社の古典新訳文庫は本当に読みやすい文章で古典新たな魅了を我々に提供してくれています。今回はトロツキーの永続革命論です。スターリンの手下によってメキシコで客死したトロツキーの非常に示唆に富む内容です。レーニンとの意見の対立から革命対しての両者の考え方の違いが明らかになっています。今となってはトロツキーの方が正しかったのかも知れませんが答はまだ出すのには早いでしょう。段々読み進むいうちにトロツキーが何を考え革命をどう捉えていたかがわかります。彼の理論派当時は受けいれられずに周知の通りトロツキストなどのレッテルを貼られてスターリンの粛正にあった人物も多いのも事実です。本書を読んでトロツキーがこのまま生きていたらどうなったかを想像してみるのも良いかもしれません。また、ロシア革命を考える上で重要な示唆を与えてくれる作品です。
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[ 文庫 ]
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バルバロッサ作戦〈上〉―独ソ戦史〈上〉 (学研M文庫)
・パウル カレル ・吉本 隆昭
【学習研究社】
発売日: 2000-09
参考価格: 725 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 880円~
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・パウル カレル ・吉本 隆昭 ・Paul Carell
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カスタマー平均評価: 5
戦争の中の戦争 本書は1941年の独ソ開戦から43年のスターリングラード攻防戦までを戦闘面を中心に叙述したノンフィクション戦記である。この続編は「焦土作戦」となる。「バルバロッサ作戦」を読むと、独ソ戦の凄惨苛烈ぶりがよく分かる。これほど大規模にして激烈な戦争はかつてなかったし、これからも多分ないだろう。大戦争などという表現では追いつかない。古代ペルシャ戦争も、ペロポネソス戦争も、ポエニあるいはハンニバル戦争も、あるいはナポレオン戦争も大戦争かもしれないが、独ソ戦はそれらをはるかに凌ぐ。まさに戦争の中の戦争といってよい。
現代のドイツ人もロシア人も、こんな戦役を戦い抜く根性はもはやあるまい。戦後日本人が今や日露戦争も大東亜戦争もできないのと同じである。
全体にかなりの迫力で、当時のドイツ軍の強兵ぶり、ソ連軍の粘り強い戦いぶりともに鮮やかな印象で読者に刻まれていく。当時のドイツ軍の装備や編成には先進的な部分と意外に古ぼけた部分とが混在していたようだ。また膨大なソ連を全面征服するには人的にも物的にも国力不足だったようだ。しかし敗北したとはいえ、戦史に圧倒的な記憶として残る戦いを遂行したドイツ民族にはやはり驚きを禁じ得ないのである。
独裁者の弱気 フランスを占領したドイツ第三帝国の次のターゲットは東の大国ソ連。軍事的天才であり独裁者であったヒトラーの発案によるバルバロッサ作戦は、ポーランドやフランスで大成功をおさめた電撃戦を用いた大胆なものであった。ソ連の心臓部モスクワを直接攻撃するための戦略爆撃機を持たないドイツにとって、突破力の優れる機甲部隊を突進させ、ソ連軍の混乱に乗じて短時間でモスクワを占領できなければ作戦成功が望めないことは、誰の目にも明らかであった。しかしソ連領土深くに突出した機甲部隊がソ連軍の強力な防衛軍によって壊滅されることを恐れたヒトラーは、前線にいた元帥達の反対を押し切ってモスクワまであと一歩という攻撃部隊を停止させてしまった。「細心に準備し、大胆に実行する」という軍事行動の基本原則を忘れ、さらに撤退し続けるソ連軍を見て自己の戦力を過信してしまったヒトラー。かつて多くの軍事指導者達が犯してきた過ちが再び繰り返されてしまったのである。本書は著者の創意工夫により、当時の戦場の地理的関係を知らずともその戦闘の流れを理解できる好著である。そして何よりも、軍事(国家)指導者の優柔不断と弱気が作戦にどれ程大きな影響を与えうるのかを知るための好材料でもある。
リアリティあふれる描写 ドイツ陸軍というと、電撃戦、非常に機械化された装甲軍団というイメージがある。独ソ戦前半のドイツの勝利は、そういった装備面での優位性が大きくものをいったのではないか、と勝手に思い込んでしまう。しかしこの本を読むと、そのような幻想はなくなってしまう。実情はソ連にはT34やカチューシャロケットなどの優秀な兵器は多く、また相対的にドイツの戦車の性能はさほど高いものではないことが分かる。行間から読み取れることは、戦場でのドイツ軍の運用(もしくは戦術)の優秀性が、緒戦から中期にかけてのドイツの進撃を支えたのではないか、ということだ。もちろんこれは私の解釈であり、人によっては違う見方もあろう。著者はその描写に「客観性」ということを非常に重視して書いており、読み手によっていろいろな理解を生むことができるのはこの本の魅力であろう。戦争初期のドイツ軍の快進撃は比較的スムーズに読めるものの、中盤に差し掛かるころの凄絶さは、読み手にある種の重さを与える。秋は道路は泥濘と化し補給が途絶し、冬は冬で冬将軍によって兵士の手足は凍傷にかかる。凍傷の手で銃を取り、機動戦を行うドイツ兵。文章が客観性に富むだけに、よけいにその凄絶さが際立つ。この本の続編の「焦土作戦」も必ず読もうと思っている。
ルーマニアおじさん:ドイツの司馬良太郎? この本は、独ソ戦の1941-1942スターリングラード攻防戦まで描く”バルバロッサ”の第1巻目である。 私は、この本はドイツ人の”司馬良太郎的作品”と考えている。ここでいう”司馬良太郎的作品”とは、歴史の大きな流れの中で個々の登場人物がどのように生を全うして生きたか、あるいは死んだかを巧みに体系的に表現し、なによりこれを読むとどこかで自分の生き方、あり様に思い当たることがあるという既視感がもってしまう小説のことだ。 さて、この本の良さを上げるとしたら、北はスターリングラード南はオデッサまで至る膨大な戦線での闘いを、上手い具合に書いていることである。私も同時期のルーマニア王国軍の戦史を研究しているが、この”上手くかかれて”というところがまさに脱帽である。焦点になる部分を巧みに切り取って、その継ぎ目を感じさせないように書かれているのだ。 ただ、忘れてならないのは、この本は小説であり、外務省に勤務した人物が戦後に書いた点である。多分に”ドイツ人は義務に忠実で、懸命に頑張った”という風に書いてあるが、そのあたりは多分に見びいて読むと良い。 最後に、この本の翻訳について書きたい。この翻訳は原著の魅力を如何なく発揮し、その上で別の小説を作り出すほど巧みな翻訳といっても良い。 知らずに時を忘れ、そして知らずに読みふける本とはまさにこのことだろう。
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結婚と離婚の法律知識―結婚する前に・離婚する前に (入門新書―時事問題解説)
・大嶋 芳樹 ・吉岡 寛
【教育社】
発売日: 1986-09
参考価格: 1,029 円(税込)
販売価格: 1,029 円(税込)
Amazonポイント: 10 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 879円~
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・大嶋 芳樹 ・吉岡 寛
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ゲマインシャフトとゲゼルシャフト〈下巻〉―純粋社会学の基本概念 (1957年) (岩波文庫)
・テンニエス
【岩波書店】
発売日: 1957
参考価格: オープン価格
販売価格: 品切れ中
中古価格: 870円~
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・テンニエス
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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公務員教養試験〈’96〉まるばつ式高卒程度〔3種・初級〕 (公務員採用試験シリーズ)
【一ツ橋書店】
発売日: 1994-11
参考価格: 866 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 866円~
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カスタマー平均評価: 0
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調査の科学―社会調査の考え方と方法 (ブルーバックス (B‐571))
・林 知己夫
【講談社】
発売日: 1984-01
参考価格: 550 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 865円~
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・林 知己夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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アメリカ文明―そのグローバル化
・山県 三千雄
【新生出版】
発売日: 2005-03
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
( 通常5~9日以内に発送 )
中古価格: 865円~
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・山県 三千雄
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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最後のドイツ空軍 (新戦史シリーズ)
・アルフレッド プライス
【朝日ソノラマ】
発売日: 1993-12
参考価格: 999 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 863円~
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・アルフレッド プライス ・Alfred Price
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カスタマー平均評価: 5
戦争後半のドイツ空軍を記述された貴重な1冊 1944年春、ドイツ空軍首脳部は押されていた戦局を楽観していた。
開発中のジェット機、ロケット機が続々と戦線に投入され、戦局を覆すことができる
と考えていたからだ。
本書は期待していた新型機が活躍出来なかった経緯や
連合軍の本土爆撃を頓挫させる計画や本当に実施した作戦などドイツ空軍が
最終居面で行った様々な出来事を記述されている。
他の文献の大部分がドイツ空軍の活躍した戦争初期?中期を扱っているのに
対して戦争後期といったあまり扱われていない時期にスポットをあてた貴重
な文献になっている。
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