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小池真理子

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冬の伽藍 (講談社文庫) ストロベリー・フィールズ 夏の吐息 (講談社文庫) 恋 (新潮文庫) 欲望 (新潮文庫) 狂王の庭 (角川文庫) 愛するということ (幻冬舎文庫) 玉虫と十一の掌篇小説 (新潮文庫) 闇夜の国から二人で舟を出す (新潮文庫) 望みは何と訊かれたら
冬の伽藍 (講談社文庫) ストロベリー・フィールズ 夏の吐息 (講談社文庫) 恋 (新潮文庫) 欲望 (新潮文庫) 狂王の庭 (角川文庫) 愛するということ (幻冬舎文庫.. 玉虫と十一の掌篇小説 (新潮文.. 闇夜の国から二人で舟を出す (.. 望みは何と訊かれたら


冬の伽藍 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
冬の伽藍 (講談社文庫)

・小池 真理子
【講談社】
発売日: 2002-06
参考価格: 880 円(税込)
販売価格: 880 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
冬の伽藍 (講談社文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  5
静謐だが激しい愛
めまぐるしい現代の中にあっても、そこにはゆるやかで静かな時が流れていた。軽井沢の雪解け、柔らかな暖かさを与える冬の太陽。自然と人間とを添わせるように描いているさまが心地よい。若いのに生きながら死んでいるような義彦と、年は取っても生への欲望漲る義父・英二郎との対比。二人に翻弄される悠子。義彦が生きる意味を見つけつつあった時、義父の死が悠子と義彦を分かつ。互いを思うが故に貫き通す哀しく切ない愛。ラストは読者すべてが悠子に感情移入したであろう。
思わずもらい泣き?
小池真理子を読むのはこれで3作品目くらいですが、 過去の痛手を抱えながら、医師”義彦”を愛する半面、同じく医師の義父にどうしようなく惹かれる主人公の気持ちに深く入り込んで共感できた。 (義父がなかなか魅力的に感じました。) ストーリーはどんどん切ない展開になっていきますが、 絶望的な中でも再会し、抱擁し合う彼らの姿が目に浮かぶような。。 そんな、もらい泣き作品でした。
冷え切った魂を溶かし、熱を帯びて燃え上がる物語
この作品を読んだ時、小池真理子の印象は180度変わった。

物語は3章構成。
1章では、主人公である薬剤師の悠子と、医師である兵藤義彦の出会いと悲劇の幕明け。2章では、悠子と義彦の手紙のやりとり。3章は悠子の親友である摂子の視点から物語が綴られている。
悠子は夫を交通事故で亡くした女であり、義彦は妻に自殺された男である。義彦の義父で好色な英二郎とその内縁の妻・聡子、悠子の親友である摂子とその夫、義彦を慕う慢性白血病と闘う少女などが登場するが、周囲の登場人物の数は決して多くはなく、物語りの長さを考えればむしろ少ない。
そんな中で、冷えた魂を抱えた悠子と義彦が、どのようにしてその魂を徐々に溶かし、熱を帯びて燃え上がっていったのかを綴り、そのために起こった悲劇と、その後の再生を綴った後半の物語は、最後の場面に向かって時にもどかしいほど緩やかに進んで行く。是非読むべし!
何故??でもその気持ち、わかるかも。
小池真理子さんの恋愛ものはほとんど読んでいます。
『禁断の恋』が描かれている事が多いと思うのですが、今回は恋に落ちても別に問題のない二人の話です。
と、思ったら!!!そんな二人の間に義父が加わり、一気に禁断の恋(?)が始まるのです!

普通に考えれば、近くに愛しい・美しい男性がいるのに、何故老人に惑わされるの?と疑問を持ってしまいます。
しかも、彼の義父です。初めは「絶対ありえない!」って思っていたのですが、
読んでいくうちに彼女の揺れる気持ちがとても良くわかりました。
男性から見ると「浮気性」「尻軽女」のように思われてしまうかもしれませんが、
同じ女性として、彼女の先生を愛する気持ちの半面で、義父を断れない気持ちは理解できました。
同じ立場に立ったら、きっと私も断れないと思います・・・

ラストシーンはとても美しく、続きが読みたいな〜と思いました。
自分でストーリーを作るより、小池真理子さんがどう書くかを読んでみたい。と思わせるラストでした。
昼ドラ並みにドロドロなのに…
かなりあり得ない話なのにどうしてこんなにリアルなのでしょう?!「好きな男の養父の誘いに乗る女なんて…」と思うかもしれないですが、悠子が誘いを断れなかった気持ちも読んでいたらリアルに伝わってきます。むしろ悠子が「性」の象徴である兵藤英一郎に惹かれなかったらしらけたはず…だってそれが人間らしさだと思うから。しかし二章・三章での悠子の一途さは圧巻です。「ここまで一人の男を思い続けるってどういうことだろう…」と胸が締め付けられます。ラストは気づいたら泣いていました。ドロドロの話だったはずなのに、読後は何故かピュアな気持ちになるんですよ。オススメです。


ストロベリー・フィールズ

[ 単行本 ]
ストロベリー・フィールズ

・小池 真理子
【中央公論新社】
発売日: 2009-03
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 1,890 円(税込)
 Amazonポイント: 18 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 717円〜
ストロベリー・フィールズ ※一部大型商品を除く
小池 真理子
カスタマー平均評価:  3
なぜストロベリーフィールズなのか?
分厚いので、読むのに時間がかかるかと思ったら、難しいのは登場人物の人間関係だけで、文章は平易なのですぐに読んでしまいました。 登場人物の説明をするだけでどのような内容かわかるかもしれないという本でして(笑)、 50過ぎの出版社の社長 その後妻で45歳くらいの美人の女医さん 社長と病死した前妻の間に出来た、美人で世間知らずの高慢ちき娘 21-2歳 その娘の友達 その娘の友達の異母兄弟の兄。公認会計士を目指すとかいいつつバーテンのアルバイトする色男 その高慢ちきな娘の婚約者 社長の秘書。35歳くらいで仕事が出来る美女 この7人が繰り広げる、どろどろした恋愛と駆け引き…。 主人公は女医さんなのだが、その女医さんを手玉に取り、秘書も娘も落としてしまう兄の描写が圧巻で、その落とす理由も落とし方も呆れてしまうくらい…。しかし具体的なエッチなシーンはほとんどなく、さすが小池さん!!という感じ。 昼メロの原作にしてよいのでは?  このストロベリー・フィールズは、もちろんビートルズのストロベリー・フィールズ・フォーエバーの事であり、色男がバイトしているバーが60-70年代のロック?ポップス?を流しているような店で、この曲を聞きながら説明するシーンがある。私も知らなかったのだが、ストロベリー・フィールズというのは、イギリスに実際にあった孤児院の名前らしい。ジョンはその孤児院を何度も訪れたことが会ったとの事。 しかしこのストロベリー・フィールズがこの本のタイトルになった理由は?と考えると別にあまり意味はないのでは?と思ってしまいそうだが、結局人間は最後は孤独…とかいう事を表現したかったのだろうか?
まとまりのない結末
小池氏の作品は、ハッピーエンドと、アンハッピーエンドの2種類があります。 今回は、前者に属するもの作品になるわけですが、中途半端だと思います。 書き下ろしではなく、連載ものだったためか、まとまりのない結末だと思います。 えてして、アンハッピーエンドの場合は、滅茶苦茶な形で終わらせることで、逆転的なまとまりがありますが、ハッピーエンドで終わらせるのは難しいのかもしれません。 どうもおさまりが悪いのです。小池氏は作品を通して、人間の深層心理にある善や悪を追及しているように思うのですが、今作はどちらも描こうとして、描き切れなかったという気がします。 たとえば、葉月はどうなったのでしょうか。こういう結末にするのであれば、もう少し描くことで厚みも出てくると思うのです。 ハッピーエンドでうまくまとまっているのは、『冬の伽藍』くらいしか見当たらないのが残念です。
小池さんの中の幸せとは
ストロベリー・フィールズ 小池真理子 中央公論社 2009 2007年から2008年に読売新聞朝刊に掲載された長編に加筆修正。 鎌倉を舞台に1人の医師であり後妻として娘を持つ母として生きる女性の物語。 そういえば「恋」のラストシーンも鎌倉だったように記憶している。また他の作品にも鎌倉が登場する。小池さんは鎌倉を愛されているのだろうか。 小池さんの小説に登場する主人公(女性)は必ず翳がある。そしてハッピーエンドでは終わらせてくれない(二人の季節、はそうでもないが)。 今回も女医夏子の幸せは一体何なのかと。ちょっとエンディングが寂しかったな。 痴呆症の症状が出始めた夏子の母親、そして自身の子供のいない夏子、なぜか夏子が小池さんに見えてきてしまうのは私だけであろうか。 これはどうでもよいことなのだが、夏子が品川駅前の高層ホテルに宿泊するのに横須賀線でなぜ東京駅まで行かれるのだろうか?品川駅で良いのではと思う、あるいはタクシーをどうしても使うのであれば新橋駅でもよいのだけれど。。。。
女性限定小説。
女医の夏子は、出版社の社長である月川の後妻となり、 一人娘の継母となったわけですが、 その関係はどこか芝居めいていて、本当の家族になれていないと悩んでいる。 そこに現れた青年・旬のアプローチに、次第に心が傾いていくというストーリーです。 いつもの小池作品であれば、この青年と猛烈な恋愛に落ちて、 という展開ですが、本作は違いました。 ちょっと肩すかしを食らった感はあります。 それは新聞での連載作品という理由もあるかと思いますが、 少しおとなしい印象は否めませんでした。 ただ、旬の不可解な言動や行動は、現代の若い男の子の典型だと思いますので、 その点はよく勉強されているなと思いました。 小池作品を読んでいつも感じるのは、主人公の気高さです。 芯が通っているというか、上品というか、 とにかく強い女性が主人公です。 歳をとっても若い人のような恋愛がしたい、 でも今の生活に影響は与えたくないし、誰にも気づかれずに恋はできる。 そんな大人の理想的な恋愛小説といえるかもしれません。

夏の吐息 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
夏の吐息 (講談社文庫)

・小池 真理子
【講談社】
発売日: 2008-06-13
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
夏の吐息 (講談社文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  5
さすがですね・・・
さすがですね。生と死(というか愛と死)についての切り口で、小池真理子さんならでは耽美的かつ退廃的な雰囲気をバックグラウンドにおきながら、クールな表現がひと味違った情熱を感じさせる短編集です。どの物語もエンディングがすばらしく、一編読むごとに余韻に浸り悦に入っていました。
熱く切ない6篇の大人の恋
大人の恋は、ひっそりして深い。 喜びも切なさも物憂いで、どこか秘めているような艶かしい雰囲気が漂っています。

恋 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
恋 (新潮文庫)

・小池 真理子
【新潮社】
発売日: 2002-12
参考価格: 740 円(税込)
販売価格: 740 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
恋 (新潮文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  4.5
これほど人の感情を色濃く描く作品はない!
これほど人の感情を色濃く描く作品はない! そう断言したい・・・ それほど、主人公の女性の内面をえぐりだします。 「心神喪失」とはこのことか!と妙に納得。 そして感動のラストシーン。 ぼくは涙が止まりませんでした。 万感胸にせまる思い、 こう書くと陳腐な感じがしますが。 大学助教授の夫婦のアブノーマルな関係を軸に 話は進んでいく、エンターテーメント性も一級! オススメの一冊です。
倒錯でもなく奔放でもない人間の本性
1972年 浅間山荘事件の年 学生運動という政治運動?革命期待?あるいはエネルギーを爆発させるための祭り? 最新作の「ふたりの季節」2008年も同じ年代の青春物語であるが、この「恋」が書かれた1995年当時の小池さんと明らかに文章の柔らかみが違うことに気が付きます。 本書の解説には「倒錯」とか「奔放」とかの言葉が使われていますが、果たして、倒錯や奔放という文脈が正しいのだろうかと思います。 あるいはモラルであるとか道徳あるいは倫理という文脈は誰がどのような思想の基に作り上げられたのだろうか? 男と女あるいは両性具有であろうが、ヒトが生きる限りおいて出会いがあり別離があり生老病死がある。 小池さんの筆によって描きだされる人物が実は人間の本質を正確にあるいは人間の普遍な姿なのだと思いながら読んでいたら、時間も忘れ最後まで一気に進んでしまった。 登場人物の中に自分と同じ心象を程度の差はあるにせよ感じるからだろう。
冒頭の結論提示に驚く
 直木賞を獲得した、この作品と同じときに候補にあがった、小池真理子以外のすべての作家は、不運だったと思う。この作品のできばえに、平凡な天才クラスでは、きっと誰もかなうはずがなかったからだ。  ノンフィクション作家が、昭和47年のある新聞記事に目をとめる。連合赤軍が起こした、浅間山山荘事件と同じ日の新聞に、ベタ記事として掲載されていた、深い理由がありそうな殺人事件の存在に、彼は『売れる本を作ってやるぜ!』との野心に燃えて、当時大学生だった犯人の女性を訪ねる。  彼は、死の病にある彼女の心を開かせ、事件前後のすべてを聞き出すことに成功する。しかし、野心に燃えていたはずの彼が下した決断は、『聞いたことは本にしないし、誰にも語らない』という結論だった。  それほどの重たい秘密が、事件の背景にあったというわけだ。「なるほど、これは本にはできん」。読者が納得する展開を、小池真理子さんは、保証することろから物語を始めているのだ。  小説が始まったばかりの入り口で、そんな結論を展開させちまって、だいじょうぶなのか。読者の俺が、作家の立場になって心配しても仕方ないが、それほどの結論を冒頭に示しているのである。そんなことは、力がないやつには、できん。まるで予告ホームランしているようなものではないか。  『欲望 (新潮文庫)』そして『恋』を読み始めて、一貫して思うのは、小池さんの文章が緻密で揺るぎないことだ。主人公の内面世界に没頭することができる。  優れた作品を読んでいる時だけに感じる、精神が酩酊する状態を、通勤バスの中で何度も感じている。
心に残こってる・・・本です。
30年生きてきて、読書をほんとに始めたのはこの一年間です。まだ50冊は超えていないだろう・・読書数の中で、本当に忘れられない・・という作品はこの「恋」と外国の作家の「アルジャーノンに花束を」のみです。大好きになる本はたくさんあるのだけれど、忘れられない・・・そんな感慨深さを与えてくれるもの・・・ってあるようで実際に会えるヒット数は少ないのかもしれません。そんな感慨深い作品だったのに私は本のタイトルだけ覚えていて作家名を間違って小池真理子さんではなく林真理子さんで覚えていました・・・。今、思い返し、この本のレビューを書いておきたい・・と思い検索して、小池真理子さんだったのか・・と思ったところです。なにげなく図書館で借りて読んだ・・この本。内容もしっかり覚えていて「うっかり」忘れて同じ本をてにすることは絶対ない。この本を見るときには、読んだ内容までしっかり蘇って、それと知って手にとって見る・・・そういう本です。
恋に酔う
学生運動で大学が揺れる中、大学生の布美子は報酬の良いアルバイトの紹介を受け翻訳の助手を始めた。雇い主である大学教授の信太郎と妻の雛子の出会いをきっかけにして運命の歯車が狂い始める。 倒錯的な感情に囚われて渇望した布美子の心理模様は圧巻で甘美さに高揚させられる。

欲望 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
欲望 (新潮文庫)

・小池 真理子
【新潮社】
発売日: 2000-03
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
欲望 (新潮文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  4
小池さん自身の人生論なのかな
初出は1997同名で新潮社。読んだ文庫本も12刷と人気の作品らしい。500ページ弱にもおよぶ作品である。小池さんの最近の作品(ふたりの季節)の評価がそれほどでも無い理由は「恋」「欲望」等のある種、非日常的でインモラルで殺伐としてミステリアスである文脈が変化して温かみのある作品に変化したからだろうか? さて本作品は主人公青田類子の中学時代から中年まで(33で結婚し13年が過ぎた現在で終わる)の生き様である。おそらくは小池さん自らの生きた時代の足跡をたどる旅のようにも思う。 正しい人生だとか間違った人生などという区別が無意味な様に、多様な恋愛の形があることを類子の生きた人生をなぞりながらストーリーが進んでいく。 そしてふと今まで生きて来た足跡を振り返って眺めてみた。確実に心に刻み込まれた人生の襞を時に愛おしく撫ぜながら今を穏やかに生きている。 そんな小池さんの人生なのかなと思った作品である。
感動しすぎで、感想が決まらない!
 実は、感動しすぎて、うまく感想がつづれず、何度も書き直している。どんな感想文をつづっても、作者自身の緻密な文体に迫ることもできず、すっかり恐縮してしまうのだ。別に、俺の感想文を、作家の文章に匹敵させる必要もないのだが。こっちは素人なんだから。  そうは思うものの、これだけの作品に対し、己はなんという貧弱な感想を語ろうとしているのか。恥ずかしくなって、ページにアップしては、書き直している。これで3度目なんだ、実は。  小池真理子さんの小説をはじめて読んだ。  最近の作家にみかけなくなった『文章に命を込めています!』というタイプの作家だ。きっと朗読すると、さらに映えるだろう。しかも、『主人公の好きな男が、最初は手紙で登場する』『主人公の回想という形式で進行する』という、とっても古めかしい枠組みで設計された擬古典形式の作品なのに、話の展開は、推理小説のように、どきどきするほど、好奇心をそそるのだ。  最後のページを読み終えたのは、通勤しているバスが下車すべき停留所に到着しようかという寸前だった。  読了の最後の時間が、バスの中だったというわけだ。下車する停留所にバスが停まった。でも、僕の視界に、現実社会はないも同然。視線は現実を見ているのだが、そんなものは上の空。僕の頭に再現されていたのは、『欲望』に描かれていた色々な場面を回想していた。石垣島の海で、どこまでも沖に泳ぐ彼の姿。それをずっと追っている彼女の視線。  バスは発車する。  『たった今、会社に行くために降りてどうするんか』  それよりも感動の時間を長く持ちたい。  こうして俺は、白昼にバスの中で、本の世界にとどまるために瞑想しつづけ、この小説を意図的に遅読して過ごした、3週間の幸福なひとときのことを、いつまでもいつまでも考えていた。
例えば、ロココ調の部屋で紅茶みたいな、私の知らない世界の空気
 DVDがあり、小池真理子さんの原作と書いてあったので、小池さんの小説が 映像になってるのなら観たい、オリジナルがいちばん偉いと思っている私は、 まず原作を、と思って読みました。面白かったです。  生まれてはいたけど、その世相はマスメディアでしか感じたことがない、 若者も社会も焦れていたような、そのくせ終焉がきたことを感じていたような時代の 雰囲気、ときどき伝承ロマンミステリーとかを読みたくなる時があるように、私の 中では、小説の中にしかない国、時代の雰囲気を堪能した感じがしました。   『無伴奏』(June文学ガイドで紹介されてたのをきっかけで読んだので、もう 20年弱前なのね)もとても良いものを読んだなあと思った記憶がありますし、 主役格の二人の美しい青年をイラストに描いてみたりもしましたが、『欲望』にも 精神も肉体も美しい若者が出てきます。  今までそんな言葉で表現したり、たとえたりしたことはないのに、文章を読むと 情景が目に浮かぶ映像美と、よくある俗っぽい関係も描いているのに、失われない 硬質で静謐な空気。この小説を読み出してから、味わいたいと潜在的に願っていた 小池ワールドが広がります。  おどろおどろしいミステリーと思っていたのが、意に反して理に落ちてたりというような、 最初こんな風な話だろうと思ってたのが、肩すかしに終わったりすることも少なくない中で、 『欲望』は、ああ、こんな話なのねとふくらんだ気持ちが、途中でしぼむことなく読み終え られます。後日譚だと思ったのが、や、まだそうじゃなかったのねと思いましたが、 それも、余韻が残ることが想像されるので、段々フェイドアウトするので、余韻をお楽しみ くださいという感じで、この話だからこの長さが必要だと思わされました。 (なので『レモン・インセスト』が物足りないのは、書き足りない感があるからだと 思います)  こことは違う場所に連れていってくれるのは、小説を読んで幸せに思うことです。 そのうえ、物語の人を、愛しく思ったり、切なく感じたりすることも楽しいことです。 現実の人になんの感情も湧かなくても、物語の人を大切に思ったり、もらい泣きして しまったりする人には、とても幸せに読める小説だと思います。
なぜ。
タイトルだけで手に取ったいわゆる「ジャケ買い」(笑)だったものの、見事にハマった。 ミステリー作家だと思って今まで避けてたけれど、いい意味で裏切られた。 こんな切ない恋愛があるだろうか? 読んだ興奮も覚めやらぬうちに映画も観たが、ラストがちょっと弱かったのが残念(泣いたけど)
傑作
賞を獲りすぎている作家の代表作だけあって、素晴らしい読後感でした。禁断の恋愛や心理サスペンスを書かすならこの人の右に出るモノはいないと思ってましたが、純文学でもこれだけのものが書けるとは!純文学!?思う人もいるかもしれないが、これこそ私の純文学。

狂王の庭 (角川文庫)

[ 文庫 ]
狂王の庭 (角川文庫)

・小池 真理子
【角川書店】
発売日: 2005-09-22
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
狂王の庭 (角川文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  5
わかっているけどやめられない、それが恋
旧華族に嫁ぎ、何不自由ない生活をしていた一人の女が夫のいとこに盲目的に慕われ、心ではいけないとわかっていながら、その愛と情熱におぼれていく。 男は妹の婚約者となり、罪悪感と背徳を感じつつ、表面的には周囲に平静を保ちながらも、逢瀬を重ねていく。 男のモデルはバイエルン王ルードビッヒであり、彼さながらの行動は周りには狂気の沙汰としか思えない、しかしその根底には深すぎるヒロインへの思いがあったのを誰もしらない。 又、いけないと思いながらもどんどん惹かれていき、そして関係が終わりになった後の心の揺らぎや女としての思いが非常に見事に描かれていて、最初は「妹のことを考えたらどうしてこんな行動ができるのか」と思っていたのがどんどん私の気持ちはヒロインに同調していってしまった。 テーマや構成としては決して目新しいものではない。 「マディソン群の橋」と同じように、故人の思い出の品が発見されて、その人の秘められた過去や思いが明らかにされる。というものの、その美しく豊かな語り口は作者の力量を非常に感じた。世界のベストセラーとなった「マディソン・・・」より上だと私は思う。
求めること、求められることのせつなさ
単純に恋愛小説を求める人には、私は小池真理子さんの「欲望」がよかったと言うのですが、これは「大人の恋愛」というか・・・既婚者でありながら独身の人から求められた経験がある女性には読んでほしいと思う。ただ単に遊びや浮気を求める関係ではなく、真剣に求め合った経験がある人に。 青爾のまっすぐな杳子への思い、青爾が杳子に放つ言葉のひとつひとつ、既婚でありながら青爾への気持ちの変化を抑えきれずに突き進む杳子の変化。二人の間で交わされる会話のすべてが、行動のすべてが、ただの小説の中の出来事とは思えない。小池真理子さんはすばらしい表現力でこの小説を完成させていると思った。
恋に疾走する美しき人妻
さすがに小池真理子ですね。激烈でありながら優雅さを失わない大人の恋愛小説を手掛けたら当代随一。長編でありながら中弛みさせずに一気に読まされてしまい、読み終えた瞬間、放心状態になりました。世俗に塗れず、国王のように暮らす美しき男と宿命の如く出会い、全てを捨てる覚悟さえさせた激しい恋に落ちながら、少しずつずれ始める運命に翻弄される美しき人妻。大人の恋愛の深さ激しさを味わい尽くせます。
小池真理子ベスト1だと思います
昭和の昔、まだ東京の国分寺がお金持ちの別荘地だった頃、何不自由なく暮らす美しき人妻・杳子と、自分の屋敷の庭をルートヴィッヒ2世のように造るのに専心する青爾との激しい恋の物語。
止めようと思っても止まらない、あふれ出る熱情、秘密をもつことの苦悩が、小池真理子の美しい文章で彩られる。
色恋は、親も兄弟も神も仏も敵に回しても貫きたくなるもの、と最後に静かに語るばあやの台詞が印象的。
「恋愛小説を読みたい」と思っている方に、必ずオススメする1冊です。

愛するということ (幻冬舎文庫)

[ 文庫 ]
愛するということ (幻冬舎文庫)

・小池 真理子
【幻冬舎】
発売日: 2007-12
参考価格: 560 円(税込)
販売価格: 560 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1円〜
愛するということ (幻冬舎文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  5
別れた恋人を忘れられず悶える女心
出会いから別れまで失恋を解消できずに引きずってしまう女性の心の内が詳細に描かれていて圧巻させられました。 男によって傷つけられ男によって癒されていく女性の成長目録のような物語です。 失恋は立ち直ることではなく悟るということを本書を通して学べるのではないでしょうか。

玉虫と十一の掌篇小説 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
玉虫と十一の掌篇小説 (新潮文庫)

・小池 真理子
【新潮社】
発売日: 2009-04-25
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 85円〜
玉虫と十一の掌篇小説 (新潮文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  5
ありふれた男女の濃厚な世界
行間から滴るノスタルジックなエロスが色鮮やか。 男女の細やかな心理描写が巧みで、読者の心のひだまでも掬いとるような瑞々しい短編集である。

闇夜の国から二人で舟を出す (新潮文庫)

[ 文庫 ]
闇夜の国から二人で舟を出す (新潮文庫)

・小池 真理子
【新潮社】
発売日: 2008-04-25
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 540 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 298円〜
闇夜の国から二人で舟を出す (新潮文庫)
小池 真理子
カスタマー平均評価:  5
著者による回想録
著者の生い立ちから生き方や思想までもが詰まったエッセイ集。 おススメの本から映画まで語られており、著者を知るには絶好の本である。
恩書
単行本を購入してから約二年半。あれから、いったい何度読み返しただろうか。確実に百回は本をひらいている。あまりに読み返しすぎて表紙がはがれかけている有様だ。そのせいもあり、また、一生の愛読書として持っておきたいという気持ちから、この文庫本も購入した。 この人の持つリリシズムに惹かれ、この作家の作品に流れる耽美性に酔い、私はこの作家の世界に溺れた。そして、その世界観はもはや、私の血肉となりつつある。 ここでは、特にお薦めの項を挙げようと思う。 まずは、三島由紀夫について書かれた「狂おしい精神」。著者が三島に多大に影響されていることは有名である。三島を愛するあまり、書いても書いても彼の魅力を読み手に伝えきれない、といったもどかしさが感じられる反面、その分析眼は恐ろしく鋭利で、的確すぎるほどの三島論が展開されている(私もいくつかの三島関連文献に目を通したが、様々なテーマはあれど、この稿に書かれている指摘を超える評論は見たことがない)。この稿の〈自身の内に狂おしさを内包していない表現者は、作家であれ、音楽家であれ、画家であれ、人の心を掴むことはできない。〉という一文は、私の芸術鑑賞史に大きく貢献している。 「非日常の夢」では、伸び伸びとした、より人間らしい魅力的な生き方が提唱されている。情報過多な病んだ現代において、ここに書かれてある生き方は、人間本来の逞しさを見せつけられる生き方だと言える。 そして、必読なのが「独りでいることの美意識」である。 〈人は例外なく、たった独りでこの世に生を享け、たった独りで死んでいく。(中略)互いに独りであるからこそ、人と人とは惹かれ合い、求め合い、愛し合うのである。〉 ――この項を読むまでの私は、人は一生独りである、という事実を、頭では理解していたが、どうしても悲しくなった。寂しさが溢れて、どうしようもなくなった。 しかし、このくだりを読み、その“寂しさ”は実は、とても素敵なことだと思えるようになった。独りである、ということは、人間が人間らしく生きるために設けられた宿命なのだ、と。このくだりに、私はどれだけ救われたか知れない。 当たり前のことに、私は気づかなかった。いや、“寂しさ”ばかりに気をとられて、その裏にある大切なことから目を逸らしていたのかもしれない。小池氏はそんな私を、このくだりを通して叱咤し、真実を教えてくれたのである。 この作家は、私にとっての恩師となった。

望みは何と訊かれたら

[ 単行本 ]
望みは何と訊かれたら

・小池 真理子
【新潮社】
発売日: 2007-10
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
 Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 375円〜
望みは何と訊かれたら ※一部大型商品を除く
小池 真理子
カスタマー平均評価:  4.5
誰に向けて書かれたのか
 この小説を読んで、私が感じる空々しさは、主人公にはいくらでもまっとうな生き方をするチャンスがあり、それをあえて拒否するのは単なる無知と愚かしさ以外に理由が考えられないことだ。よしんば、テロ組織に身を投じるところまではよしとしても、そこから逃げ出した後、例え金がなくても、交番に飛び込むぐらいの考えはなかったのか。事ここに及んで、命を絶つ気概もないのに、両親には知られたくないという言う中学生ぐらいの思慮しかない人間が学生に軟禁される経緯を読んでしまうと、数年前にあった10数年にわたる幼女の軟禁事件の方を思い出してしまって、物語の趣旨からは全く離れた印象を持ってしまった。  この物語で重要な点は、軟禁生活の中での男女関係が、ある種の選民意識を持ったような知識人階級の良識、常識、概念をことごとく打ち砕き、その上に安息という真実を垣間見させることだ。つまり確固たる概念(社会的概念)の崩壊である。ここが描けないと、あり得ない話として読者の心は掴まない。そのためにはせめて最低限度のリアリティーはほしい。単なる猟奇犯罪を描きたかったわけではないだろう。  この物語の出典である『愛の嵐』という映画は、背景にナチスのユダヤ人収容があり、そこでナチスの将校に狂気を強要されるユダヤ人少女が描かれる。しかし少女が大人になったとき、彼女は予想には反する結論を見いだす。だが少女はその時代、収容所から逃げることもできないし、少女であった故に、そこでの経験が、後の生活を支配したと解釈できる。そこには年代を経ても納得できるリアリティーがある。  さらに、この映画は男性の側から描かれている。それによって、一見支配したかに見えていた男性が、実は女性によって支配されていた事もわかり、そのことが、安息の意味をより深く表現する。それから、物語の最後には飢餓があるが、これも重要なポイントだ。表に出ようと思えば出られる状況では、この話は成立しない。絶対に出られない、しかし食べるものもなくて獣のように一個のジャムを取り合うような状況になってこそ、この話は成立する。  という意味でも、この小説は甘すぎる。甘いが故に醜悪さが際立ってしまう。  現在なら、さしずめ新興宗教に入ってしまった愚かな娘が、そこから逃げ出して、引きこもりフリーター青年に軟禁される話だろうか。こう書けば、これがいかに陳腐な話かわかるだろう。この陳腐さから、人間の根源をひっくり返すような関係性の構築に話を持っていくのは、かなり大変だろうが、それでも、今更学生運動のなれの果ての時代を持ってきた意味がわからない。矛先を変えれば、読者の目がごまかせると思ったのか。それとも作者が何か勘違いしているのか。この小説を読んだだけでは、新興宗教云々以上に陳腐な舞台設定に見えてしまう。  まじめに言えば、介護問題などの方がもっと良い切り口になるだろう。介護は、その苦境の中で、世間から隔絶された世界に安息を見いだせるか否かがその成否を分けている。しかしその安息が確立したと同時に、それは乖離という言葉で、世間からの束縛を受けてしまう。この問題なら、誰もが直面し、そしてリアルだ。しかし描かれていることは同じである。
いきがっていても
親の臑をかじりながら、大学に通うのに、危険思想の団体にかぶれて活動家だった 過去を持つ女性の話。 その危険思想に傾倒したのも、主導者がいい男だったから。そして実像にふれると、脱走して 助けられたのも、若い男。難無く身を任せ、依存して生き延び、最後に裏切る。 結局理想を語り、いきがっていても、男に頼るしか脳がない無能な女子大生だったヒロイン。 あの頃男が入り口になって、とんでもない方向に進んだ同じような女性は、たくさんいたでしょう。 なのに、こんなに格調高く、高尚な物語にしてしまう小池真理子の力量に拍手です。
ある意味では女性の限界を示した作品
 学生運動とその時代にはマイナスのイメージと共に、羨望を感じていたことがある。少なくとも、そのときの彼らには信じて打ち込めるものがあったからだ。しかし大学が「レジャーランド」と言われた時代に怠慢な学生であった自分には、大学に残る化石のような活動家や、彼らが対立セクトと繰り広げる小競り合い、独特の書体のアジビラや立て看板に多少の興味はあったものの、まったく共感することはできなかった。  この物語は、全共闘の活動がまだ盛んだった時代にその空気に触れていたであろう著者が、当時へのオマージュと、ある程度の使命感を持って書いたように思える。  前半の活動への参画から緊迫した地下活動の惨状と、後半の甘美な隠遁生活の大きな落差。これらはいずれも閉じた世界での出来事だ。そして冒頭と結びに現れる穏やかな現在の生活。こちらの世界は開いている。  最後に、自らの意志で世界は再び甘美な世界に閉じて行くのだが、そこに安堵感を求める女性作家の視点を感じた。彼女にとってのカクメイは日常生活からの脱却であり、常に好意を寄せる男性と共にある呪文なのだ。
至高の恋愛のかたち
 恋愛小説の名手・小池真理子の新しい代表作だといえる。  本書では、いくつかの恋愛のかたちが女性の視点から描かれる。  ひとつは、やさしさと、一世代前のマイホーム的(小市民的な)幸せとを与えてくれそうな若い時代の恋愛。  もう一つは、経済的豊かさを与えてくれ、自分の職業上の能力も認めてくれ、そのうえ精神的な自由もかなり尊重してくれる大人の男性との恋愛。  こうした恋愛のかたちは、一般的には、かなり多くの女性が求める望ましい愛の形だと思われている。  しかし、作者は、こういう恋愛は、至高のものではないと考える。  作者が至高の恋愛のかたちととらえるのは、母親と胎児または乳児との間にみられるような自他未分離の関係、お互いに依存しつつ安心感や生理的満足感を満たしあうような関係である。  さまざまな恋愛の深みを描いてきた作者の到達した新境地であろう。胸を打たれると同時に考えさせられるところが多い。
人間の根源を問う力作
1971年大学卒業、就職、結婚、出産、子育て、そして再びスタート地点に。 同時代を生きてきた人間として、70年代は特別な思い入れがあります。 秋津との普通では考えられないような隔離された生活、 こんな濃密な空間を19才と21才の二人が共有できるのか? あるいは、若いからこそありうるのか? 心の奥深くにあって決して消え去ることのない思い 歳月を経てますますはっきり見えてくること ”本当に大切なものとは?”と自らに問いかけたくなるストーリーです。 人生を振り返るようになった年代に是非読んでもらいたい作品です。

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 更新日 2009年7月12日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク