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アガサ・クリスティ

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杉の柩 (クリスティ文庫) そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) ゼロ時間へ (クリスティ文庫) 愛の重さ (クリスティ・コレクション) 検察側の証人 (クリスティ文庫) 招かれざる客 (クリスティ・コレクション) オリエント急行殺人事件 (講談社 青い鳥文庫) アガサ・クリスティ短編集―Agatha Christie’s best stories 【講談社英語文庫】 春にして君を離れ (クリスティー文庫) ポアロ登場 (クリスティ文庫)
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杉の柩 (クリスティ文庫)

[ 文庫 ]
杉の柩 (クリスティ文庫)

・アガサ・クリスティー
【早川書房】
発売日: 2004-05-14
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 272円〜
杉の柩 (クリスティ文庫)
アガサ・クリスティー
カスタマー平均評価:  5
心理サスペンスの傑作
アガサ・クリスティはポワロ・シリーズで、関係者の心理を重視すると書いています。本作ではヒロインの愛しすぎる(男性への依存)について、現在の心理学上の知見からいっても、的確に表現していると思います。発表年代を考えあわせると、驚くべきことだと思います。 謎解きは意外性に富み、終盤の裁判シーンも読み応えがあって、おすすめの一冊です。
恋する人にもぴったりの極上ミステリー
ぜひ、恋をしている人に読んでもらいたいミステリーです。ポワロものは全て読んでいますが、このお話がその中でも一番好きです。何度も読み返しては楽しんでいます。最後まで犯人が誰かはわからないので、ミステリーとして素晴らしいのはもちろん、恋する女性の気持ちが痛いほど伝わってくる恋愛ものとしても極上です。さすが、女性作家クリスティー!きっとクリスティーもこんな思いしたことあるんだろうな、って思いをはせたり。。ラストは暖かい気持ちになれることをうけあいです。オススメ!
大・大・大好きな作品
文庫の旧版をボロボロになるまで読み、挙句の果てに原書にまで手を出し、長年はまっていた作品、最近また改めて再読しています。(ちなみにデビッド・スーシェのTVドラマのDVD化も) 元々ポアロ物は全部読破しているのですが、この話は他のクリスティの名作といわれる軒並みの作品群を何故か押しのけ、私にとってはクリスティNo.1の作品です。 それはやはり女性心理の細やかな描写と希望の見えるエンディング、即ちクリスティ女史ならではの女性特有の叙情性が出ているからではないでしょうか。(謎解きオンリー・最重視の方、また男性には他作品の方が良いかも、ですが・・・)勿論殺人等の事件は起こりますが、恋愛小説としての側面がかなりのウエイトを占めているのです。 恩地三保子さんの訳も、原書に忠実で丁寧な訳だと思います。犯罪のトリック自体は毒薬が使われたりと、定番のアガサ節なのですが。 いつもは主役級であるポアロは中盤迄出てこず、逆に最後まで裏方の感があります。しかしこのストーリーにおいてはいい按配であると思います。ここでのポアロは実に優しい。特にDr.ロードをサポートし、最後に諭す場面など・・・。 この原作を読むと、TVドラマはどうしても薄味の感を拭えませんが、やはりクリスティの長編を忠実かつ繊細に映像化するのは難しいという事でしょう。 逆にスーシェのTV版を観ただけという方には、是非原作を読んで頂きたい。映像化しきれない描写が一杯で、脳内妄想が膨らみます(笑)。
爽やかなラスト
容疑者は四面楚歌だ。 動機においても、証拠の面からも。 ポアロ探偵が動かなければ、裁判の結果は、公判前から明らかだ。 しかし、周囲の憶測とは裏腹に、真犯人と成り得る人物がいるのか? 私は、諸般の状況から、ある人物に目を付けた。 そして、著者にしてやられた! 裁判でのやりとりも、非常に面白い。 登場人物の、揺れ動く心理描写も見事。 真犯人を推理するには、細心の注意を要する。 ラストは大変爽やかで、心地良い。
隠れた名作
アガサ・クリスティの和訳されている小説は全て読んでいますが、私の中では、この作品はベスト5に入る名作です。地味で登場人物も非常に限られていながら、単なる田舎町の殺人事件ではなく恋する乙女の心情も綴られています。いつもながらのポアロの冴えた推理。ヒロインの明るい未来も暗示されていて、推理小説としてとらえず読んでも面白いのでは・・・と思います。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

[ 文庫 ]
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

・アガサ クリスティー
【早川書房】
発売日: 2003-10
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 300円〜
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ クリスティー
Agatha Christie
カスタマー平均評価:  5
訳者が誤訳するほどのミスリード。
このレビュータイトルの所以は本書の『邦訳』の中で訳者の誤訳によって明かされる。これは各々の登場人物の心理描写から読み取れるものだ。最も重要なことは、10人の内に『犯人がいる』のだから、その内の1人は必ず『犯罪者の心理』でなければならない。本書が三人称で書かれている以上これは守られていなければならない絶対条件だ。にも関わらず生存者全員『被害者の心理』で訳されている箇所があるのだ。ゆえにレビュータイトルの『訳者が誤訳するほどのミスリード』となる。これは訳者の力量がどうというよりアガサ女史を素直に讃えたい。それに私も友人に指摘されて初めて気付いた口なのであまり偉そうには出来ないし。一から全てを解説すると異様な長文になるためここでは以上とさせてもらう。詳しくは若島正氏による考察(Wikipediaの同書の項目のリンクから飛べる)を参照されたし。注)ただ新しい版、新装版等では該当箇所が修正されているやもしれぬので悪しからず。
現在でも最高に面白い!!
不朽の名作で古典ですが、古典と言っても馬鹿にできません。非常に描写がうまく、本当に面白いです。とってもスリリングです。やはりアガサクリスティーの中でもオリエント急行と同じくらいはまりましたね。誰が犯人かはわかりませんでした。うまくできた内容ですね。とてもぐいぐいとひきつけられてあっという間にスラスラと読んでしまいましたね。「これが古典!?」と思うほど古典という感じが全くなく、むしろ新しいという感じがしますね。さすが不朽の名作だけあります。ミステリを読むことを始めようと思う方にはお勧めですね。
不朽の名作
 ミステリ小説史上もっとも偉大な作品であり、全てのミステリ小説の中で未だに頂点に君臨し続けている大傑作です。世界的な評価でも、勿論日本での評価もこの作品を超える作品はありません。全世界で1億部を超える大ベストセラーでありロングセラーです。  ミステリファンは勿論必読ですが、そうでない方も一度読む事をお勧めします。この作品はミステリファンで無くても感心させるだけの魅力があります。
サスペンス物としては右に出るものなし、の大傑作!
本書は「童謡殺人もの」の代表として、また「孤島もの」代表として知られる、アガサ・クリスティーの最高傑作。 島に集まった10人の男女が童謡の歌詞どおりに順番に殺されていくというのは、今でこそ使い古された設定のように思われるが、当時としては斬新な設定であったばかりでなく、本書に関しては今読んでも少しも古びた感じがしない。 本書の後、雨後のタケノコのように似たような設定の作品が林立するが、結局本書を越える作品は未だかつて登場したことがなく、そしておそらく今後も登場することがないだろう。
知の構築美を感じる
 久々に読んでみたが、内容をすっかり忘れていたために、新鮮に読めた。  原題は、「ten littlle niggers」であることからもわかるように、実質的な登場人物は10人である。彼らが島に隔離され、迫り来る恐怖と良心との葛藤の中、独りずつ死んでいき、最後は誰もいなくなる。ただ、最後の一人が死んでも、その後のロンドン警視庁の調査でも真相はわからない。謎は意外な形で解答が示される。    推理小説としての構成は抜群であるが、現実に起こりうるかという点で、リアリティー重視派には不向きであろう。好き嫌いが分かれるかもしれない。

ゼロ時間へ (クリスティ文庫)

[ 文庫 ]
ゼロ時間へ (クリスティ文庫)

・アガサ・クリスティー
【早川書房】
発売日: 2004-05-14
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 776円〜
ゼロ時間へ (クリスティ文庫)
アガサ・クリスティー
カスタマー平均評価:  4.5
面白いけど、そんなに斬新かなぁ?
冒頭に殺人事件が起き、その後に探偵が登場して謎を解決するという通常のミステリー作品のスタイルに対し、本書は殺人事件が起きる瞬間の「ゼロ時間」に向かうという作品で、今でこそ別に珍しくも何ともない手法だが、当時としては斬新だったようだ。 また、冒頭で殺人の瞬間=「ゼロ時間」に向かって行くと記していること自体が読者を「わな」にかけているわけで、これも当時としては新しい手法だったかも知れない。 いや、現代においても作者と犯人が仕掛けた「ゼロ時間」の謎は、本書の探偵役であるバトル警視に謎解きをされるまで決して読み解かれることはないだろう。 ただ、犯人の狙いとする「ゼロ時間」の殺人というのは、既にディクスン・カーによって本書の9年前にカーター・ディクスン名義の作品『赤後家の殺人』で試みられている。カーはそれを標榜していないだけのことで、そう考えると本書の構成は別に斬新という程のものではない。 そうして本書と『赤後家?』とを比べると、トリックや謎解きの論理などは圧倒的に『赤後家?』の方が優れている。逆に本書の方が優れているのは、シンプルゆえの読みやすさ、わかりやすさ、面白さであり、『赤後家?』は読みにくくわかりにくい。要するに悪筆だが不可能トリックや謎解きの論理にこだわるカーに対して、ストーリー・テラーのクリスティーという、各々の長所と短所が見事に浮き彫りにされる両作品なのである。 江戸川乱歩は本書を作者ベスト8に挙げているが、その一方で『赤後家?』を「カー作品中一流のもの」と評しているのは、両作品の類似性とそれぞれの長所と短所の対比の面白さに気づいていたからなのかも知れない。 なお、本書の探偵役のバトル警視は、これまでにも『チムニーズ館の秘密』や『七つの時計』、『ひらいたトランプ』などそれぞれ持ち味の違う傑作・佳作に登場し、その中で有能と評されながらも一度も主役を張ることはできなかったが、『ひらいたトランプ』でポアロと共演したためか、本書では少しポアロのことを思い出しながら冴えた推理を披露している。
「ときに真実は表面上の事ではわからない」という人間社会を描いた傑作
これも意外な犯人に驚きました。私は犯人を逃がしました^^?カバーの古いエレベーターの写真が「ゼロ時間」に向かっての第一の事件の兆しにもなっていい効果になっている。最後の急転直下の展開に驚く。怪しい人が次々出てくる訳ありの人間模様の中で出てくる表面とは全く逆の人間関係に「実社会で、怖いけどありうるなー」という思えるだけに傑作だと思う。落とし穴のような終盤の急転直下の展開が実に素晴らしい。そして意外なハッピーエンドは他の作品にはない清々(すがすが)しい読後感を与えてくれる。
事件の見させ方が巧み
クリスティ独特の設定作りの巧さで読者を唸らせる秀作。普通ミステリは冒頭で殺人事件が起こり、そこから犯人捜しが始まる。本作では、"殺人が起こる前には色々な人間模様がある筈"との前提で、「犯行時=ゼロ時間」と捉え、ゼロ時間に至るまでの過程を緊迫感溢れる筆致で描いたもの。 物語の進行は通常のミステリと大して変らないのに、「ゼロ時間」を読者に意識させる事によって異常な雰囲気を醸しだしている点がクリスティの巧さである。そして、「ゼロ時間」の後に待っている更なる一捻り...。 事件の見させ方を縦横無尽に料理するクリスティの技巧が光る秀作。
着想の勝利
 ある人物が部屋でペンを走らせていた・・・そこには周到な殺人計画が書かれたいた。殺人の瞬間「ゼロ時間」を設定して描く、クリスティ懇親のミステリ。  殺人は結果であって、その前に色々な出来事が合ってそこに到着するはずである。いうなら、殺人の瞬間「ゼロ時間」にもろもろの出来事は収束していくのだ・・・こうした事を書くと、犯罪小説の紹介みたいだが、おどろくなかれ、これが立派に本格ミステリになっている。  しかし、よく、ストーリを追っていくと、構成自体はきわめて普通のミステリとあまり違いはない。ストレートに描いてもそれなりに面白い素材なのだ。しかし、クリスティが「ゼロ時間」というキーワードをそこに埋め込んだだけで、全く違った様相をみせてくる。「ゼロ時間」というキーワード自体が仕掛けなのだ・・・私は見事に騙された。
映画を観たくて読んでみました。
hayakawa文庫でしたが、活字が大きく、一気読みがたやすい本でした。 内容ですが、クリスティ作品にこういう主人公がでてくるんだ と再認識させられました。そういう意味でとても新鮮でした。 そのあたりは権田萬治氏による解説に詳しくかかれています。 15日より日本公開の映画がどのように作られているのか興味しんしんです。 主人公もですが、オードリー役をキアラマストロヤンニが演じるとのこと、 原作で想像した人物像をどのように演じているか、胸がワクワクします。

愛の重さ (クリスティ・コレクション)

[ 文庫 ]
愛の重さ (クリスティ・コレクション)

・アガサ・クリスティ
【早川書房】
発売日: 2004-09-16
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 178円〜
愛の重さ (クリスティ・コレクション)
アガサ・クリスティ
カスタマー平均評価:  5
タイトルは重い感じですが
実は意外と読みやすいという事を、まず初めに挙げておきたいと思います。家族関係、兄弟、姉妹関係、恋愛関係、結婚関係等の人生に於てだれもが多少は内包するだろう問題が、軽妙な会話調の文体の中でどんどん深いところへと肉薄していきます。人間の最も深いところを読み解き、且つ物語りとして完成させた、なかなか凄い一冊です。僕は高校生の時、これと同じくクリスティの純文学系作品、「春にして君を離れ」を読み、かなり衝撃を受けました。興味のある方は、この2冊とも読まれるのも個人的にはオススメです。
再評価されて然るべき、純小説作家としてのアガサの業績
今回、この作品を最後に、アガサの愛の純小説シリーズ全六作品に初めて接して、痛切に感じたことがある。アガサの純小説作家としてのこれだけの実績が、なぜこれまで、もっと評価されてこなかったのだろうか?

アガサは、長編ミステリの第一人者として培ってきた、読者の好奇心、集中力を最後までそらさないミステリのプロット作りの技を純小説にも巧みに取り入れており、類い稀なストーリーテラー振りとあいまって、いずれの作品も、ミステリ作家の余技どころか、並の純小説作家を凌駕するレベルの作品に仕上げているのだ。

当初、これらの作品が、メアリ・ウェストマコット名義で出版されたという事実の裏には、アガサ自身に、「アガサ・クリスティー」というブランドを外したところで、純粋に作品自体の内容だけで、純小説作家としても評価されたいという願望があったはずと思うのだが、その後、こうしてアガサ作として再出版されてきたことによって、「ミステリ作家アガサ・クリスティー」というあまりに絶対的なブランド力が、その正当な評価を阻んできたのだとしたら、大変残念なことではある。

さて、この作品だが、アガサは、プロローグで、いきなり、兄と妹だけに強く向けられた父母の愛情と、それを敏感に感じ取った姉が抱く深い悲しみと憤り、残酷なまでに妹に向けられた子供らしいストレートな嫉妬心を描いており、姉の心情が、痛いほど、読者の胸に突き刺さってくる。アガサは、出だしから、読者の心をわし掴みにしてくるのだ。

この物語は、「愛すること」と「愛されること」、「愛されることは、重荷を背負うこと」をテーマに進んでいくのだが、アガサは、この作品でも、ミステリ仕立てのプロットをベースに、どんでん返しの結末を用意している。ある意味では、アガサは、「愛」をメインテーマとしながらも、このシリーズでも、ミステリを書き続けていたと言えるのかもしれない。


検察側の証人 (クリスティ文庫)

[ 文庫 ]
検察側の証人 (クリスティ文庫)

・アガサ・クリスティー
【早川書房】
発売日: 2004-05-14
参考価格: 546 円(税込)
販売価格: 546 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 335円〜
検察側の証人 (クリスティ文庫)
アガサ・クリスティー
カスタマー平均評価:  5
すごい…!!
私がアガサ・クリスティを読みあさるきっかけとなった作品です。 途中まで、「多分こうなるんだろうなー」 とかのんきに思ってたら…大間違い! 読み終わった後、自分まだまだでした…と反省しました(笑) みなさま書いているとおり、大どんでん返しが最後に待っています。 二回目、三回目…と繰り返し読んでももちろんおもしろいんですけど やっぱりミステリー小説って最初に読んだ時の感動は格別です。 まだ読んでない方がうらやましい…!!
クリスティのアイデアが光る作品
元々は戯曲として書かれ、その好評ぶりに小説化されたもの。映画化もされたが邦題「情婦」はヒドイ。トリックを半分、割っている。戯曲として構想されたものだけに、夫と妻との対決シーンを中心にした法廷場面が見もの。そこに、検察側の証人が...。 そして、現在では模倣作品が多いのだが、最後に明かされる真相にクリスティの真骨頂がある。もっとも、クリスティ自身も繰り返し本アイデアを使っているのだが。読者へのサプライズを大切にするクリスティの真価が出た傑作。
大どんでん返しがラストに
1954年作品。クリスティは多くの戯曲を残しているとともに、多くの小説も戯曲仕立てのようなものが多い。彼女のイマジネーションが映像的なものを映し撮っていたことの現れだと僕は思う。本作はその中でも、あのビリー・ワイルダー監督が『情婦』というタイトルで1959年に映画化したことで最も有名な戯曲作品と言えるだろう。 舞台はほとんどが法廷である。法廷を舞台に男と女の策略と欲望が露骨に見え隠れする。そして最後には有名な大ドンデン返しが待ち受けているのだ。クリスティの見事なシナリオに唸ること間違いなしです。
情婦
ビリー・ワイルダー監督、マレーネ・デートリッヒ主演の傑作映画「情婦」の原作。 勿論大ヒットした舞台劇なんだけど。 妻の証言は裁判では当然に採用されない。でも、仲違いしている妻が夫に不利な証言を行うために、検察側の証人としてやって来た・・・ 二転三転するストーリーは見事としか言えません
読書後、拍手をしてしまった戯曲
読み終わった後、拍手をしてしまいました。「この結末は誰にも言わないでください」との事なのでストーリは言えませんが、凄い戯曲と言う事はいえます。 

招かれざる客 (クリスティ・コレクション)

[ 文庫 ]
招かれざる客 (クリスティ・コレクション)

・アガサ・クリスティ
【早川書房】
発売日: 2004-09-16
参考価格: 546 円(税込)
販売価格: 546 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 128円〜
招かれざる客 (クリスティ・コレクション)
アガサ・クリスティ
カスタマー平均評価:  4
まあまあの戯曲。
読みやすいです。 ただ、個人的にもっと展開を捻って欲しかったですが、戯曲ということでシンプルなものになったのかな。
うほほっ?!ホッカルさんが一番、最初に読んだミステリー
戯曲風で、登場人物の会話を中心に物語が構成されている。 それ故に、読みやすく、物語がスムーズに進行する・・・・?! この著作はホッカルさんの大のお気に入りの小品である・・・・?! これからどうなっていくか・・・ワクワクしながら、見る事ができて、ラストにいたるまでの顛末といい、見所が一杯である・・・?! 是非とも読んで欲しいですなw
まず読みやすかった
戯曲なのでどうかな・・・と思ってましたが、すらすらと読めました。 展開のすばやさの中に 登場人物の真実の顔が見え隠れし、最後まで 犯人がだれなのか・・・ごまかされてしまいました。 さすがクリスティですね。
初心者にお勧め
戯曲。つまり、舞台演劇用に書かれた小説なので、台本形式で物語は進みます。
クルクルと状況が変わっていく面白さと、エンディングのキレの良さは爽快。

推理小説初心者、読書は苦手と言う方にも読みやすいので、お勧めですよー


オリエント急行殺人事件 (講談社 青い鳥文庫)

[ 新書 ]
オリエント急行殺人事件 (講談社 青い鳥文庫)

・アガサ クリスティ
【講談社】
発売日: 1999-11-15
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
 Amazonポイント: 7 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 78円〜
オリエント急行殺人事件 (講談社 青い鳥文庫)
アガサ クリスティ
高松 啓二
カスタマー平均評価:  5
クリスティーに拍手ッ☆★
私のアガサ=クリスティーコレクション,第2弾です☆★ コレを読む前に「ABC殺人事件」を読み,クリスティーの魅力を感じました。 なのでコレも期待をして読み始めると・・・・ さすがクリスティー。私じゃ考えつかないような推理やテクニックがどんどん出てきました。 普通の推理小説だったらだいたい結末の予想がつくのですが,初めてこんなに悩まされました。私は負けず嫌いなので先へ進みたくないというキモチと,早く知りたいという気持ちが頭の中でずっと戦っていました((笑)) とにかく,本を読んでこんなに結末を真剣に考えたのはコレが初めてです。小学生には少し難しいところもあるかも知れませんが,中学生になれば必ず読めます。私も読めました。 推理小説は苦手という人も,是非この作品をデビュー作としてみてはいかがですか?

アガサ・クリスティ短編集―Agatha Christie’s best stories 【講談社英語文庫】

[ 文庫 ]
アガサ・クリスティ短編集―Agatha Christie’s best stories 【講談社英語文庫】

・アガサ・クリスティ ・Agatha Christie
【講談社インターナショナル】
発売日: 1996-02
参考価格: 672 円(税込)
販売価格: 672 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1円〜
アガサ・クリスティ短編集―Agatha Christie’s best stories 【講談社英語文庫】
アガサ・クリスティ
Agatha Christie
カスタマー平均評価:   0

春にして君を離れ (クリスティー文庫)

[ 文庫 ]
春にして君を離れ (クリスティー文庫)

・アガサ・クリスティー
【早川書房】
発売日: 2004-04-16
参考価格: 693 円(税込)
販売価格: 693 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 599円〜
春にして君を離れ (クリスティー文庫)
アガサ・クリスティー
カスタマー平均評価:  5
ロマンチックではないけれど
過去のある部分をふと思い返しては何かに気づき、ふと現実に戻り、また別の時を振りかえっては新しい何かに気づく。その真実に近づいていく過程が巧いです。 主人公は自己中心的で身勝手、前向きすぎな人物。 けれども反省するシーンがあるからか、私はそれほど嫌な人物だと思いませんでした。でも人を憐れんでいる所はさすがに嫌味でした。 問題は、いろいろな場面で人間関係が上手くいってないことを示すサインが出ているのに、見て見ぬ振りをしているところです。 しかし、砂漠で一人考え、今まで自分が得ている情報だけで「周りから見た自分」と「自分と周りの関係」、さらには「夫の秘密」にまで思い到ることができたのだから、本当は鈍くもなく、やろうと思えば客観的に物事が見れる人なんですね。 結局非日常の場所で考えた為に、日常の場所に戻った時にああなってしまったのは残念です。 でもほんの少しは変わっていてほしい。 ジョーンは気づいていないようですが、実は夫は優しくなどはなく卑怯で嫌な人間だと思いました。唯々諾々といいなりになるばかりで、一番身近な人物なのにきちんと向き合わないまま二十数年。 心のなかでは主人公を疎んで憐れんでいるのだから、これは優しく妻を受け入れているのとは違うでしょう。でもこの二人は似た者どうしなのかも。
夫婦や親子でも擦れ違いが生ずる人間の不思議さ、危うさを痛感させられる
この作品(『春にして君を離れ』)は、作者アガサ・クリスティーの実体験に基づいた告白小説なのではないか?三十代半ばを過ぎて離婚を経験した作者が、ミステリー作家として成功しながら、五十歳を過ぎて夫婦や家族に纏わる問題に悩んだ半生を顧みて心理ミステリーに手を染めたとしても不思議はない。 お馴染みの名探偵(ポアロやミス・マープル)が登場せず、謎めいた殺人事件も起こらない内省的な人間関係ミステリーにも関わらず、読者の混乱を慮ってわざわざ違う筆名(メアリー・ウェストマコット名義)で発表するという周到さも手伝って、却ってミステリー仕立ての恋愛小説として第一級の心理サスペンスの面白さで読者を圧倒する。 砂漠の駅で足止めを喰らった中年女性スカダモア夫人が奇しくも向き合うことになったのは、「こうあって欲しいと思うようなことを信じて、真実に直面する苦しみを避ける方が、ずっと楽だった」自分自身であった。 予期せず再会した女学校時代の友人の落魄ぶりに優越感混じりの憐憫しか感じなかった己の浅墓さ。遠い異国の地で末娘が病気に罹ったのも母親である自分の愛情の欠如が原因だった。話し相手のいない孤独な静寂さの中で、スカダモア夫人ジョーンは見栄っ張りな自分の愚かさを噛み締め、家族に対する無理解、現実逃避の生き方を思い知らされる。 誰もが主人公ジョーンのように、自分に都合よく解釈しながら人生を生きているのかも知れない。だから、本作はそん所そこらのミステリー小説よりも恐ろしく怖い。推理小説の殺人犯ならば特別な利益や怨恨、愛憎の動機を持った人物に絞り込まれるだろうが、本作では万人に代替が利く人間存在そのものを根源的に問うているため、哀しみと恐怖の反芻が生半可では済まない。 成瀬巳喜男の「浮雲」で描かれた腐れ縁の男女の機微が判るようになり、小津安二郎の「東京物語」や黒澤明の「生きる」に身を詰まされる年齢になって本作のような凄い小説を読むと、夫婦や親子であっても擦れ違いが生ずる人間の不思議さ、危うさを痛感させられる。
今までのアガサクリステイの最高傑作
アガサの推理小説はポアロも、ミス・マープルもそれ以外も読んできた私だが、この作品は「怖い」殺人事件があるわけでない。しかし、子育ての終わった3人の子の母が5日間、砂漠のど真ん中の駅の宿舎で足止めを受けた偶然のために、明らかになっていく「恐るべき家族の虚像」愛とは何か?恐るべき勘違いではないか?平穏無事と思っていた人生がリアルタイムで「全然平穏無事」でなかったことが明らかになる。気が付いた夫人はイギリスに帰って、どうするか?長女に会い、夫に会う。砂漠で気づいた自分か?元の自分か?どっちを選んだのか?その結果、妻はどうなり、夫はどうなるのか?家族は? 最後の最後までハラハラで読みました。 砂漠での半ば自殺未遂のような放浪までした妻の取った最後の態度とは? 世の古今東西を問わず、普遍的な問題だったと思う。 臨場感があって「怖い」、そして極めて現代的な問題を扱っている。読んだものすべてが、何らかの感想を「持たざるを得ない作品」であるところがすごい。 アガサをただの推理小説作家を思っていた私が浅はかだった。 この作品に引き込まれていくのは「そして誰もいなくなった」以上だ。 読めばわかると思う。表紙の絵もなかなかいいと思う。 アガサの最高傑作だと思う。「アクロイド殺し」よりすごい作品だ。出あえてよかった。
ミステリーではない怖さ
ポアロやマープルのシリーズをある程度読んだ後に手にした作品でした。 ミステリーじゃないので迷ったのですが、思わせぶりなタイトルに惹かれ。 最初は波がなく退屈そのもので「失敗したなぁ」と思ったのですが、 半分を過ぎるあたりからは一気読みでした。 身近な筈の家族が、実は深く恐ろしい葛藤と欺瞞を生む温床になるとは…。 人間なので熱しも冷めもしますが、 その残酷さを実に美しく完璧な形で読まされた、という感じです。 “彼”の最後の言葉――凍りつきます。
他人に重ねて読んだが、実は私のことなのかも知れない
毒親の話。毒親が自分を見つける話。ときいて  「それはさぞや胸がスカッとするだろう」 と読み始めました。 しかし、いやぁ、深い。 「親の価値観」を「あなたのため」だからと押し付けてくる親。 「ああ、いるよねー」「うちの親もこれあるある」と読んでいましたが …これは、自分のことなのかもしれない。 今はそうではないかもしれないけれども将来そうなるかもしれないのでは ないか?夫に、友人に、実はこんな迷惑をかけたりしてるのでは ないか? 深く自省することを「うつっぽい」と表現し、そういった 自分にとっては気持ちよくないテーマから逃げていたことを反省した。 今はこの小説をまだ受け止めることができた。 でも10年後、20年後、いつか「この主人公がどうしてみんなに憐れまれているのか わからないわ」と思うときが来るかもしれない。 その時、私は主人公と同じ状態になっているのだ。 自分の状態を判断するために、この本は本棚に入れておこう。 同じ本は2回読まないが、この本は何度も読みたい。いや、読みたくなくても 読まなくてはいけない、と思った。 子供はまだ小さいわ、とか 子供どころか独身ですけど?という あなたももしかして「友達から」クスっと笑われてることがあるのかも しれないですよ。怖い怖い話でした。

ポアロ登場 (クリスティ文庫)

[ 文庫 ]
ポアロ登場 (クリスティ文庫)

・アガサ・クリスティー
【早川書房】
発売日: 2004-07-15
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 165円〜
ポアロ登場 (クリスティ文庫)
アガサ・クリスティー
カスタマー平均評価:  3
ポアロは長編の方が……
 読んでみて、やはりポアロは長編の方がいいかな、と思いました。マープルは短編の方がいいと思いますが。  短編だとストーリーやトリックがイマイチな作品が多い。ヘイスティングズのマヌケぶりやポアロの失敗談は楽しめましたが。
長編を読んだ読者には勧められない本です
「ポアロ登場」が書かれたのは1924年で、これ以後最高傑作とも言える「アクロイド殺し」など長編が続くわけだが、私のように長編の「アクロイド殺し」「そして誰もいなくなった」「葬儀の後で」「ABC殺人事件」「5匹の子豚」を読んだ後で、この本に登場するポアロには違和感を感じた。 長編と全く違うポアロだ。長編でポアロに慣れている人には、決して勧めない。それに秀作はあるが少ない。期待はずれの公算大だ。アガサの私ファンだが、勧めない。この本から読み始める人も少ないだろう。 私の評価は低いがアガサ作品全体から見れば妥当だと思う。 加えて余談だが、アガサ作品は第一次世界大戦と第二次世界大戦の間の1920年代から1945年までの間の作品が読みやすく、展開も素晴らしい作品が多いと思う。 確かに、「複数の時計」のように1960年代の作品は第二次大戦終了までとは感じが変わってくる。1920年代からポアロが40年以上も活躍しているのだか無理もないが・・・。 あえて厳しく評価したが、もし私の評価がおかしいと思われる方は実際読まれれば、違和感を感じるものと確信している。
う?ん…
ポアロシリーズを何冊か読んだ後に手にしたのですが、 やっぱり短編は内容が駆け足ぎみで物足りなかったです。 ポアロが事件の謎解きに苦悶したり勘違いしたりひらめいたり… といったドタバタが魅力でもあるので、中編以上がお薦めですね。
短編もいいですね。
 クリスティーの長編しか読んだことがなかったのですが、短編もいいですね。 電車の中とか、夜寝る前とか、読みやすいです。 この短編集はどれもレベルが高い作品ばかりのような気がします。 短くても、さすが「サスペンスの女王」ですね♪
初期の短編集
デビュー作「スタイルズ荘の怪事件」と「アクロイド殺し」との間に書かれたポアロものの短編集。
初期の作品ではあるが、ぐっと筆に磨きがかかり、ストーリーも面白いものばかり。
NHKで放映されているアニメもこの短編集から多く制作されている。
(メイベルはアニメオリジナルのキャラクターで、原作には登場しません。)
有名な「ABC殺人事件」や「オリエント急行の殺人」のポアロより、もっと自信満々な彼と、大いに呆れ気味のヘイスティングズのやりとりも魅力的。
とくにポアロはとても外国人っぽく描かれていて、個性的。
「チャー!」と奇声をあげるポアロなんて、初期のこの作品集じゃなきゃ見られない!

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 更新日 2009年7月12日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク