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[ 新書 ]
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時間の比較社会学 (同時代ライブラリー (325))
・真木 悠介
【岩波書店】
発売日: 1997-11
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 950円〜
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・真木 悠介
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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オリエンタリズムの彼方へ―近代文化批判 (岩波現代文庫)
・姜 尚中
【岩波書店】
発売日: 2004-04
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 1,155 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 949円〜
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・姜 尚中 ・姜 尚中
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カスタマー平均評価: 2.5
願望 学術的な著作と言うよりはかなり思い入れの強い書物です。たとえば
181ページにおいて著者は「ボスニアにおける自滅的なナショナリズムの拮抗」(著者は現在なら民族主義による虐殺というはずだが・・・)は、「ヨーロッパ合衆国のなかでアメリカ合衆国の黒人やヒスパニック系諸民族の地位に転落するのではないかという不安に駆られたとしても、決して不思議ではない」と述べています。
それはないでしょう。そもそもマケドニアが台湾と国交を結んだため、キレタ中国が、国交を結んだ翌日、国連軍撤退を強硬に主張し、撤退したため虐殺がおこったのですから。
ですが議論は世界システムと反システムに収斂され、プロレタリア化の話に進んでいきます。
本書はそもそも1996年に出ているのですがこの文庫版ではなぜか、ソ連の飛行機を利用した経験が語られ、ソ連のシステムが崩壊することを予感していた、旨が述べられます。
その後イランで「アメリカに死を!」と叫ぶ群衆に対して、「恐ろしさを感じるかもしれない」が、生き生きと議論するドイツ在のイラン「留学生(?)」を見てイメージが壊れたのだという。
更にイラン革命による治安部隊による虐殺のなまなましさが日本では報道されていないことに注意を促す。が、それをしなかったのは左派メディアなのだが・・・。
無論それらのメディアは文革やスターリンの所業についても報道していないのだが。
まだ論点は多いが、ところどころにはさまれる世界情勢に対する解釈がアクロバティックだ。それらが正しいとするなら世界的大発見といえるであろうしもはやマルクス、ヴェーバーの域であろう。
ドイツに行くだけでなくほかの世界にも目を通していただきたいと感じた。 愚書 以前、柄谷行人は『批評空間』の編集後記で、次のように述べたことがある。 「最近気づいたのは、アメリカの学者が理論的でなくなってしまつたことだ。理論的な格好をするが――つまり既成の理論をそこそこ器用に使いはするが――、本当は経験論的・実証主義的なアカデミズムに戻っている。(略)それは一つにはフーコーやサイードの影響によるが、彼らと似て非なるものである。頭の悪い下部構造に規定されながら、上部構造において相対的な自律性をもつといった程度の学者が、いよいよその下部構造の根本的規定性を露出してきただけである。」ここで言われていることは、この本にもそのまま当てはまる。そこには理論の適用があるのみで、理論に還元不可能な歴史性との遭遇などいささかも生起することはない。ひたすら退屈な官僚的な思考体制があるばかりだ。スリリングな知性と出会いたい人にとって、この本は時間と金の無駄になるだけだと私は思う。 <他者>とは誰かを考えさせられる 著者は、本書のあとがきにおいて、本書の主題を以下のように述べている。 「本書のメッセージは、「イスラム」や「西洋」、「日本」や「朝鮮」といった概念には本来、存在論的な安定性などないにもかかわらず、それらが「他者」を断定したり、識別しようとするなかで明確な輪郭をとるようになったことを明らかにすることである」 本書は著者の6つの論文から成っているが、それらはいずれもこの主張が通奏低音となっている。第一章・第二章においてウェーバー・フーコー・サイードの思想的な繋がりが着目され、「規律」が客体を・オリエンタリズムを生み出していった過程が鮮やかに描き出される。 第三章・第四章では、日本の屈折したオリエンタリズムが歴史的視点で語られる。我が国で「東洋」が語れるとき、無意識に日本がそこに含まれないことが多いが、その濫觴がどこにあったかを解き明かすのである。我が国の対外進出(侵略)について考察するときに、ここで示される視点は極めて重要であろう。 第五章・第六章においては、ウォーラースタインの世界システム論に依拠しつつ、オリエンタリズムの観点をそこに織り交ぜながら現代の世界政治を浮かび上がらせている。「ポスト・コロニアルの時代にも人間の多様性や複合性を隠蔽あるいは排除する支配の様式は清算されていない」ことが見事に示され、脱オリエンタリズムのための知/実践のあり方が提示される。 「<他者>とは誰のことであり、<他者>はどのような言説の機制やシステムを通じて「創造」されてきたのか」、この問いを常に持ち続けることは、現代を見る上で欠いてはならないだろう。そのことによって初めて「オリエンタリズムの彼方をみはるかす地点」が開かれてくるのだ。 本書のような名著に出会えて私は幸せであった。大きな知的満足と刺激を本書は与えてくれるだろう。読み応えのある本である。得るものは非常に大きい。
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[ 文庫 ]
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やさしさのゆくえ―現代青年論 (ちくま学芸文庫)
・栗原 彬
【筑摩書房】
発売日: 1994-04
参考価格: 866 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 950円〜
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・栗原 彬
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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暗黒日記〈3〉 (ちくま学芸文庫)
・清沢 洌
【筑摩書房】
発売日: 2002-08
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 950円〜
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・清沢 洌
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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広告の誕生―近代メディア文化の歴史社会学 (岩波現代文庫)
・北田 暁大
【岩波書店】
発売日: 2008-12-16
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 950円〜
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・北田 暁大
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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盲ろう者についていく (近代文芸社新書)
・小島 純郎
【近代文芸社】
発売日: 2001-12
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 950円〜
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・小島 純郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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社会分業論〈上〉 (講談社学術文庫)
・井伊 玄太郎 ・E. デュルケム
【講談社】
発売日: 1989-04
参考価格: 1,208 円(税込)
販売価格: 1,208 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 950円〜
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・井伊 玄太郎 ・E. デュルケム
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カスタマー平均評価: 3.5
分業の社会的側面……法、犯罪、刑罰への注目 分業、と聞くとアダム・スミス、と反応してしまうのはあまりにもクイズ解答者のようだが、事実分業は経済学の分野で繰り返し取り上げられてきた。本書はフランスの社会学者、エミール・デュルケムによる分業の社会的側面の分析だ。
二巻本全体の構成は三部にわかれ、上巻では、「第一編 分業の機能」が全部収録されている。下巻では「第二編 原因と条件」「第三篇 異常的諸形態」と訳された部分が収録。
上巻ではまず、分業形態の発生とその発展を理解する際に、分業形態を裏付けるものとしてその地域での社会的連帯の形態が対応しているという仮説の下、具体的にその確からしさを検証する為に当該社会の法と犯罪と刑罰の作られ方、執行のされ方について詳しく分析していく。かなり有名な図式として環節的連帯から有機的連帯への移行、というのが流通しているが、ここで読んでいくと著者は環節的連帯から有機的連帯へ、そして有機的連帯の変形として契約的連帯という移行を見ていて、それら三つの社会的連帯に対応して、与えられる刑罰の形態も禁止的制裁から現状回復的な命令、そして分業的協力の為の規定という、互いに異なる性質の刑罰の形態が漸次採用されるようになったことを、著者は詳細な例を多く挙げながら論証していく。その粘っこさは読んでいて時々頭がクラクラするくらいで、論敵のロンブローソやスペンサーやタルドに反論する時にはその筆致は更に激しくなっていく。それはともかく、法・犯罪・刑罰に対する詳細な分析は、それらがリアルに社会の現実に食い込んでいることを強く意識させてくれるし、そんな認識を通じて<社会>の実在について論証している形になっている点は、以前読んだ「自殺論」と同様だった。
最後に、訳文は日本語としての重心の置き方が通常の日本語と違っているので読みにくいです。外国語を読むつもりで、日本語の重心を探りながら読むと意味が取りやすいと思います。 翻訳について 『社会分業論』は井伊訳(本書)のほかに、青木書店から田原訳が出ている。読み比べてたところ、明らかに田原訳のほうがわかりやすくて自然な日本語である。伊井訳を読んだだけではむやみに難解だと感じられるかもしれないが、田原訳を参照すれば、それほど難しいことを言ってるのではないとわかるだろう。しかしこれは二度読みしたから理解しやすくなっただけかもしれない。そこで逆に田原訳を先に読んでみたところ、改めて伊井訳を参照するまでもなく理解できた。やはり翻訳の質には歴然とした差がある。
なお伊井訳では、訳者が重要と思った箇所に原文にはない括弧「」が追加されており、ほかの本からの引用部分とまぎらわしい。田原訳は高価であるが、訳文に不必要な苦労をしたくない人にはこちらをお勧めしたい。 分業について デュルケムの有名な分業論の上巻です。 分業がどのようにして起こってくるのか、いくつかのその形態、そして分業がどのようにして人間に影響を与えてくるのかなどについて興味深い分析がなされています。 分業に興味がある人だけでなく、社会学に興味がある方もどうぞ。 自殺論などとともにデュルケムの代表的な著作です。
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[ 文庫 ]
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甲種危険物取扱者問題集 合格対策版 (試験に出る超特急マスター)
・奥吉 新平
【弘文社】
発売日: 1998-05
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 950円〜
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・奥吉 新平
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カスタマー平均評価: 4
本番のつもりで! 問題集ですので、ある程度勉強された方が、チェックのつもりで使われると良いと思われます。解説もついていますが、これだけでは不十分だと思いました。試験合格のためだけの本です。取得後にはあまり利用価値は無いと思います。
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[ 文庫 ]
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現代の社会科学者―現代社会科学における実証主義と理念主義 (講談社学術文庫)
・富永 健一
【講談社】
発売日: 1993-10
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 949円〜
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・富永 健一
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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帝国海軍将官総覧 (ベストセラーシリーズ・ワニの本)
・太平洋戦争研究会
【ベストセラーズ】
発売日: 2002-07
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 949円〜
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・太平洋戦争研究会
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カスタマー平均評価: 0
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