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時代の一面―大戦外交の手記 (中公文庫)
・東郷 茂徳
【中央公論社】
発売日: 1989-07
参考価格: 734 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,080円〜
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・東郷 茂徳
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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英和対訳 日本人の国際感覚
・ロイ ロックハイマー
【講談社】
発売日: 1986-05
参考価格: 1,029 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,132円〜
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・ロイ ロックハイマー
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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家族で体験したアメリカ (異文化を知る一冊 E 114)
・杉本 正信 ・杉本 光子
【三修社】
発売日: 1986-08
参考価格: 441 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,130円〜
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・杉本 正信 ・杉本 光子
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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防衛ハンドブック〈平成10年版〉
・朝雲新聞社編集総局
【朝雲新聞社】
発売日: 1998-04
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,118円〜
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・朝雲新聞社編集総局
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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特攻と原爆の戦い―「聖断」への長い道 (世界大戦文庫スペシャル)
・鳥巣 建之助
【サンケイ出版】
発売日: 1986-07
参考価格: 504 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,118円〜
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・鳥巣 建之助
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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急降下爆撃 (学研M文庫)
・ハンス・ウルリッヒ ルデル
【学習研究社】
発売日: 2002-12
参考価格: 662 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,111円〜
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・ハンス・ウルリッヒ ルデル ・Hans Ulrich Rudel
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カスタマー平均評価: 4
抄訳のような印象を受けますが、それでも面白いです ルーデルがドイツ語で書いた原著を、英訳本(L.ハドソンの翻訳という以外不明)から重訳して昭和27年に「爆撃行」という題名で大日本共同出版(株)から1953年に出版されたものをそのまま復刻しているらしい。
読んでいて「抄訳」のような印象を受ける。ある場面からある場面へ唐突に移行する感じ。ルーデルの原著から英訳される過程でかなりのカットがなされたのではないかとさえ思える。他の方が言われる通り、ドイツ語と軍事に精通した翻訳者による「原著からの完全新訳」が待望される。
ただし、内容は非常に興味深く、一気に読了することができた。 空から俯瞰 個人の記録である。
であると同時に、空からながめた大局観もうっすら読み取れる。
スターリングラードの話が前のほうに書かれている。
家々、一つの部屋、工場の壁の一片を巡って戦っている。
だから爆撃には注意の上にも注意を重ねなければ友軍を傷つけてしまう。
航空写真も日々配られていたという。
ある日、ソ連の反攻が始まる。
上空から一団の兵士に出会う。同盟のルーマニア軍だ。
算を乱して潰走してくる。ぞっとする光景だった。
地上に立ち止まって戦う友軍がいないと、爆撃しても、大洋に小石を投じるようなむなしさを感じたという。
日付、地名、所属などがそれほど詳細には書いていなくて、他書との照合がややむずかしい。
新訳が望まれるのだが… 正直に言って、文章的にはまったくいただけない本だ。
英訳本の日本語訳であり、固有名詞の表記などはドイツ語の発音をしらない人物の手になるものだとわかる誤りが散見どころかてんこ盛り。
独→英→日の翻訳の過程で生じているだろう、語訳やニュアンスの変化を窺わせる文章も見られる。
訳者による初版のまえがきの日付は昭和27年となっており、そこから何も変わっていないのだとすれば、ぶっちゃけ出版社の怠慢さえ感じるし、怒りさえ覚える。
だが、それでもこの本は読む価値がある。
ハンス・ウルリッヒ・ルーデルの名を知っている人にはなおさら。
自伝である以上、そこに書いてあることをすべて鵜呑みにはできないにせよ、強固な意志を持ったタフな人間がどれほどのことをやってのけられるのか、その例証がこの本には描かれている。
原文からして、素朴であり、簡にして要を得た文章であろうことは訳文の悪さにも関わらず伝わってくる。
それだけに、ドイツ語と歴史を知り抜いた訳者による新訳が待ち望まれる。 常識や日常は人によって違う 「機会は必ず訪れる。決して自信を失うな。」社会に対して後ろ向きで今でもうつ状態に近いところまで落ち込んでいる自分にとってこの率直な一、二文は、身近にいる人の励ましているのか貶しているか分からない曖昧な言葉よりも数倍胸を打った。 内容は淡々と日常生活を語るように戦場が語られている。ときどき不時着や爆弾がすぐそばに落ちたときのことが笑いの種として書かれていたりするので一つ間違ったらルデルさんが死んでいたかもしれない場面でも、ついつい笑ってしまったりして、別の意味で精読が必要かもしれない。 淡々と… 先の大戦を生き残った人の書いた本は、今から考えると創造もつかないような経験を語っているわけですが、この人はその中にあっても特別ではないでしょうか。出撃回数にしろ撃破した艦船や戦車などの数にしろとてつもない数字です。この辺のところがあまり露骨に表に出てこないのが、多くの死と理不尽とも思える運命(あるいは単に運か…)を見てきた人ならではということなのかもしれません。 英語版の日本語訳ですので致し方ないのかもしれませんが、この手の内容の本にしては翻訳に少々無理があるところが散見されます。少々残念です。
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[ 新書 ]
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民法 (電車でおぼえる宅建)
【大栄出版】
発売日: 1995-01
参考価格: 1,427 円(税込)
販売価格: 1,427 円(税込)
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 1,110円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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ファッションの社会学―流行のメカニズムとイメージ (文庫クセジュ)
・フレデリック モネイロン
【白水社】
発売日: 2009-02-13
参考価格: 1,103 円(税込)
販売価格: 1,103 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・フレデリック モネイロン
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カスタマー平均評価: 3
著者の方法論的ディシプリン ファッション(=モード)を対象に社会学してみようという著者の
発想がまとめられた本。厚さはそこそこだが紙の質がいいので見た目
ほどのボリュームはない(実質約150ページ)。行間も広いので、読も
うと思えば一気に読めてしまう量である。しかし、新書ということで
気軽に買うというのはお勧めしない。分量に反して内容はかなり濃い。
学術用語もわざわざ説明したりしていないので、分野的な知識がある人向き。
社会学辞典を傍らに置いたり、ネット検索しながら読むのもつらいかも
しれない。
本書内容を大まかに紹介すると次のようになるだろう。
まず、本書は3部構成がとられており、第1部「黎明期」、第2部「発展期」、
第3部「洗練期」と分かれている。ファッションに関する学者や知識人の
論を紹介しつつ、ファッションがどのように研究されてきたのかをまと
めている。そして、最後に著者の研究スタンスが述べられる。
そもそもファッションというのは近代の個人主義の拡大から生じた
ものであるという。かつて、衣服は階級や職業などの社会的地位と結び
付けられ、政治的・社会的義務(共同体の規範)へ従い身につけられ
ていた。しかし、個人の自由はその衣服をスタイルという選択的なものへ
変えた。これによりファッション(=流行)という社会現象が生まれ
たという。
黎明期における、初期の社会学的なファッション研究としては、ヴェブ
レンの「有閑階級の理論」、ジンメルの「模倣と差異化」について述べ
られている。これらはともに階級の上層を模倣する中層・下層、中層・下層
と差異化する上層という社会構造からファッションのメカニズムを説明する。
発展期における研究は、それまでと同様に階級的な視点からの研究(ブルデュー、
ヨネ)に加えて、記号学や社会心理学、社会人類学、ジェンダー論からも
言及がなされる。そして、ここからが著者の独自のスタンスが述べられていく。
私の理解に従えば、著者が先行研究を批判するのは、ファッションを社会
構造の従属物(社会からのアウトプット)としてのみとらえる点にある。
著者はファッションがむしろ社会を揺るがす動きを形象化したものである
という視点に立つ。そのため衣服はイメージ・表現という形で間接的に
社会の構造や個人の行動への影響因として働くという(社会→衣服の説明を
完全に否定しているわけではない?)。
最後に第9章では、デュランの人間の想像力(イメージ)に関する理論
枠組みを用いて1960年以降半世紀のファッションの潮流について解釈し
ている。ただし、どんなに丹念に読んでも著者の「形象化としての
ファッション」「影響因としてのファッション」というのが明確にわか
らなかった。
本書はファッションの社会学の方法論的なディシプリンであり、具体的および
体系的な分析が扱われているわけではない。邦訳されていない著者の『軽薄と
いう本質――服装とファッション』ではそういった分析がなされているようだ。
ポスト構造主義的なスタンスにたつファッションの社会学という意味では
興味深いが、正直本書だけではよくわからなかった。本書のみを読んで評価を
つけるのは難しい気がする。星の数はとりあえずのもの。ファッションを
めぐる諸研究が簡潔にまとめられているので、それを目当てに読むのは
悪くない。
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[ 新書 ]
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冒険としての社会科学 (洋泉社MC新書)
・橋爪大三郎
【洋泉社】
発売日: 2008-09-06
参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,100円〜
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・橋爪大三郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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郵便的不安たち# (朝日文庫)
・東 浩紀
【朝日新聞社】
発売日: 2002-05
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,100円〜
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・東 浩紀
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カスタマー平均評価: 4
ただの読書好きには読み進むのが厳しい本だった。 残念ながら僕にはまったく合いませんでした。
筆者初の評論集だそうですが、まずは評論している対象そのものに興味がもてなくて。
特にこの作者の場合、対象が多岐にわたっているのでさらについていくのが辛かったです。
評論集って買うの難しいですね。
ぜひ目次を良く見て、興味がもてるかどうか、自分の読書欲求を満たすかどうかを、確認してから買ってください。
僕はサブカル論だけは、なんとか面白く読めました。 いいですね 単行本とは違って大幅に改訂されているもよう。文章の並びの意味がいまいちわかりにくいと思うので、先にあとがきから読んだほうがいいだろう。
著者の言う郵便的不安とは、現代社会においては、集団は極めて細分化され、さらに、その細分化された集団の上位階層である社会の機能不全により、集団同士のコミュニケーションが困難になっており、手段以外から来る情報(手紙やはがきに例えてます、だから郵便的)に確実性やリアリティを持てなくなってきていることをさす(たぶん)。セカイ系に代表される文学作品においてもこれは顕著なことであり、もはや社会や国家ではなく、新たなメッセージ手段を持って集団同士の横のつながり補完しなくてはいけない、という意見にも頷ける。
これ、評論集です。郵便的不安をテーマにしていますが、エッセイや文学評論など、様々な評論が載っています。また、東浩紀をサブカル系の評論家だと思っている人も注意か。サブカル系の評論は第二章だけですね。 象徴界なき島宇宙の横断 1973年生まれの私にとって1971年生まれの東 浩紀の言葉はだいぶ同時代な感じがします。 自分より一世代前の人たち (主に1960年代生まれの、バブルの影響をまともに受けた人たち) との間に常に感じているカルチャーギャップ (意思疎通の困難) について、この本の「ポストモダン再考」(2000年)の80年代の分析 (総括) は、一つの説明を与えてくれたと思います。 80年代のいわゆる「知的」言説は、今から振り返ればいかにも傲慢でナルシスティックで役立たず。 バブルが終わって状況が改善するかと思えばさにあらず、その後の90年代、島宇宙化が進むことで私たちのコミュニケーションの語彙は島の中では豊かになったけど島の外に届く言葉はほとんど存在しなくなってしまった (もはや60-70年代の「熱く理想に燃えた」世代の言葉も、単なる島の一つになってしまった)。 そんな中、東 浩紀の言う「共通の言葉を強引につくろうというタイプ(新保守)か、あるいは小さい趣味の共同体のなかで脱力して生きればいいというタイプ(宮台真司)か」 (本書「郵便的不安たち」より) のいずれとも異なったオルタナティブ (象徴界に保障されない島どうしの横断) を目指すという方向は新鮮で、野心的に響きます。 本書第一章 (「棲み分ける批評」(1999)、「ポストモダン再考」(2000)、「郵便的不安たち」(1998/1999)) が私にはとりわけ力強い言葉として響きましたが、後半に納められているアニメ・SFについての批評も、私は読んで楽しい分析だと感じました。 真摯な哲学者であり、同時に (かなりディープな) アニメファンでもある東 浩紀の断片集、なかなか興味深いと思います。 小論・試論集っていうところですね。 網状言論が『オタク』『サブカルチャー』といったテーマに絞っていたのに対してコチラは、文学からエヴァンゲリオンまで幅広いテーマに関して論じています。 個人的には『盗聴法』に関してのあたりが面白かったですね。 法律と実社会との齟齬って内容は、最近のwinny開発者事件もあって、未だにタイムリーなテーマといえるのかも。 過渡期の小論。楽しく読めますよ。 東浩紀は元来哲学徒であり、若くしてデリダ論の著作を上梓して注目を集めた。私自身、彼のデリダ論を高く評価している(何故なら明解だからである)。しかし今日日、彼はオタク評論家とでもいうのだろうか、サブカルチャー寄りの仕事ばかりするようになってしまった。若くしての転身である。『郵便的不安たち# 』は「過渡期」の小論たちを編んだものである。従って、哲学・思想、文学、映画、アニメと、扱っているものの幅も広い。かといってマニアックになることもなく、その分野に疎い人にでも判るよう工夫されている。 個人的には筒井康隆と柄谷行人の批評が面白く読めた。もちろん異議はあるが。
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