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[ 新書 ]
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文中子 (1970年) (中国古典新書)
・市川 本太郎
【明徳出版社】
発売日: 1970
参考価格: 1,029 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,200円〜
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・市川 本太郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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現代の終末 (1954年) (創元文庫)
・ベルシャエフ
【創元社】
発売日: 1954
参考価格: オープン価格
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,200円〜
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・ベルシャエフ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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百科全書―序論および代表項目 (岩波文庫)
【岩波書店】
発売日: 2000
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,200円〜
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カスタマー平均評価: 5
「近代」を準備した大著の抄訳 2006年,6年ぶりの重版で手に取りました。
世界史の教科書ではおなじみの『百科全書』ですが,中身を読んだことは今までありませんでした。
「序論及び代表項目」というサブタイトルのとおり,内容は16項目を抄訳したものですが,原題の副題(「または学問,芸術,工芸の合理的辞典」)に示された3本柱から,哲学,自然法,主権者,親権,平和,奢侈,力学,技術,天才,美などがバランスよく訳出されています。
フランス革命間近い18世紀後半に編集執筆されたものでありながら,「親権」の項目などを読むと,真の意味での「近代」は,現代の日本にも根付いているとは言い難いことを感じます。
すなわち,本書でジョクールは「親権」(原語はPouvoir paternel=父親の権限)を「父と母とがその子に対して有する権利と権能」と定義しつつ,「理性的に考えるならば,母も父のそれと同等の権利と力とを有することに気付くであろう」と述べ,「父と母とが子に対して有する力は,子が未成熟の状態にある間,子の世話をせねばならぬという彼らの義務に由来する」と指摘し,「父母は子の保護者,監督者としての資格においてのみ親権を有する」,「親権は力というよりもむしろ義務である」と喝破するのでした。
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[ 文庫 ]
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宗教生活の原初形態〈上〉 (岩波文庫)
・エミル デュルケム
【岩波書店】
発売日: 1975-10
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,200円〜
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・エミル デュルケム ・´Emile Durkheim
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カスタマー平均評価: 5
宗教社会学にとどまらない深さを持つ一冊 デュルケムのキャリアの中では後期に当たる、1912年に発表された著作。
以前読んだ「自殺論」「社会的分業論」とも、個別の内容を詳しく分析することによって「社会」の実在を証明する内容になっていたが、この二巻組も同様の趣向を持っている。「難しい本を読んでもどうにもできない連中や出来事の成り立ちを切り取った」のかどうかは判断できないが、いずれの著作でもデュルケムは社会的事実を解明しようと、持てる知力を振り絞って思索を進めているのは確かだ。
上巻では、社会的事実としての宗教を理解するために、最も原初的な宗教形態を対象とすることとその理由についての記述から始まる。また、宗教の必要最小限の要素として「信念」「儀礼」「教会」の三つを挙げ、以降の章立ては「前提問題」の考察の後、その三つを順番に考察することとする。上巻では、「信念」の分析の途中までが収録されている。
「前提問題」編では、宗教の原初形態として語られていたアニミズムとナチュラリズムをそれぞれ論駁して、トーテミズムがそれにあたるとする。そして、以下ではオーストラリアでのトーテミズムを主に分析対象に、時にアメリカ・インディアンをも例に挙げて論述を進めていく。
トーテミズムは氏族・半族内でモノ・動植物・人間・地域内の領域にそれぞれ異なる聖性を互いに付与し、互いの聖性を尊重・畏怖するという仕組みで、いってみれば共同体の安定を空間的に保障するメカニズムとも考えられる。そのようなメカニズムに権威を与えているのがマナ、といわれる超越的な力の表象なのだという。
こうして読み進めていくと、取り扱っている内容・手法共に、レヴィ・ストロース「野生の思考」を先駆していることに気づく。また、分類することは連帯することにつながり、社会を組織することにかかわり、社会的事実を全体として把握することの鍵になるという部分は、フーコー「言葉と物」の問題意識と重なっている。そんな意味で、フランスの思想に与えた影響の大きさも教えられる。
宗教社会学にとどまらない深さを感じる一冊。 なぜデュルケムを読まないの? デュルケムは人間の最も感情的・非合理的などろどろした部分、合理的な学問を受け付けない頑迷な日常=つまりは難しい本を読んでもどうにもできない連中や出来事の成り立ちを切り取った。デュルケムなしには、レヴィ・ストロースもブルデューもありえない。というか、デュルケムを読み込めば、近代思想の裏に抜けられる。なぜか日本で不人気なデュルケム。自殺論だけでやめるのは、あまりにもったいない!!
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[ 文庫 ]
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セム族の宗教 前編 (1) (岩波文庫 白 215-1)
・W.R.スミス
【岩波書店】
発売日: 1941-10
参考価格: 525 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,200円〜
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・W.R.スミス
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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孤独よ、さようなら―母親離れの心理学 (集英社文庫)
・国谷 誠朗
【集英社】
発売日: 2000-06
参考価格: 480 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 580円〜
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・国谷 誠朗
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カスタマー平均評価: 5
自分自身と向き合う方法を簡潔に紹介 読みやすい文体で、心理学等の専門的用語、知識をわかりやすく書いてあるので、心理学を勉強している人が実生活と自分自身の視点で理解するのにもオススメ。 心理学を全く知らない人も、自分自身と向き合う時の適切な助けになると思う。
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[ 文庫 ]
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ニーチェ全集〈7〉曙光 (ちくま学芸文庫)
・フリードリッヒ ニーチェ
【筑摩書房】
発売日: 1993-09
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,184円〜
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・フリードリッヒ ニーチェ ・Friedrich Nietzsche
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カスタマー平均評価: 1
翻訳の質が悪すぎる この星1つという評価はニーチェではなく、あくまで訳者に対する評価です。はっきりいって翻訳の質が悪すぎる。 まるで学生が辞書を片手に直訳したかのような不細工な日本語になっている。 この点だけでも、ニーチェの意思を理解しようと勤める人々にとって有害であるのに、 彼はそれに加え句読点の使い方までおかしい。 それぞれの言語には独特のテンポがある。 日本語の場合、句読点によりそのテンポが一時中断される。 過度に多用された句読点は無意味にそのテンポを壊し、 読者に苛つきを伴う不快感を与えるだけである。 それなりに読書に嗜んでいる人であれば、 これらの無用な句読点を無視して読むことも可能だと思う。 しかしそれが出来ても今度は文体がおかしいとなれば、 ニーチェがどうのこうのという問題にさえ発展しない。 はっきりいって私が今まで読んできた翻訳の中で、本著は最低の部類に属す。
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[ 新書 ]
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「凶運」は誰でも必ず変えられる―あなたの“悪因縁”を断つ観音法力の大功徳
・田口 日勝
【現代書林】
発売日: 1989-04
参考価格: 866 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,173円〜
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・田口 日勝
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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自由論 (光文社古典新訳文庫)
・ミル
【光文社】
発売日: 2006-12-07
参考価格: 540 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,499円〜
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・ミル
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カスタマー平均評価: 5
いまを生きる,その礎として。 まずは新訳としての本書から。
このシリーズは総じて高い評価を受けているようで
すが,本書もその例に漏れていないのだろうと思いま
す。翻訳は正確でなければならない,という絶対の制
約を拒むつもりはありませんが,どれほど優れた訳で
あっても,それは原典とは違った成果物ですから,時
代の丈に合った言葉遣いで訳を改めるというのは,と
ても意欲的で,思慮深い試みだと感じます。
山岡の新訳も,現代的で滑らかな言葉を選びながら,
切れ味の良いミルの論調を決して崩していない,優れ
た仕事だと思います。次に改められるべき時を待ちな
がら,永く読み継がれていくのだろうと予感している
ところです。
一方,ミルの主張それ自体の評価については,今更
申し上げるまでもないのかも知れませんが,他のユー
ザーが仰っている通り,今更,と感じさせるほどに常
識化した思想だからこそ,改めて読んでおく価値があ
るようにも思います。現代では,ミルが例外と見てい
た人々との付き合い方を主題的に採り上げなければな
らなくなっている訳ですが,そうした現代的な問題を
考える礎には,やはりミルの自由論があるはずです。
読み返す価値は,決して低く見積もることはできませ
ん。
自分のスタンスを見失ってしまわないために,必携
の1冊。 "理想" 今から100年以上前に著された、古典と呼ぶにふさわしい本書が新訳となりさらに読みやすくなった。
レビュータイトルの通り、本書に書かれてある内容が”理想”に過ぎない事を考慮の上で読み進める必要があるが(誰にも迷惑をかけない社会など存在しないという事を一例に挙げよう。本書の第5章でこの内容に言及してはいるが、個人が社会に対し権力的に劣っている場合では自由な行動が制限されるという点でやはり自由ではない)、それでも当時のミルの思想を知ること及び自由とは何かを考える上で有益な書であるのは事実であろう。 社会主義の資本論なら、民主主義の自由論 本書は、日本国民全員に読んでもらいたい気持ちになった。
自由の価値を知るとともに、今何を考えるべきか。何が問題なのか。
知らず知らずのうちに、自由を侵害していないか。自由が侵害されていないか。
あまりに大きすぎて、見えなかった、自由を押さえる物。ぜひその物を知ってほしい。
日本中に行き渡った時、新しい価値観・道徳観が生まれるのではないだろうか。 自由主義の秀逸な理論書 私は常々、古典は二種類あると思っている。「生きた古典」と「死んだ古典」である。「死んだ古典」とは、その芸術的あるいは古典という記念碑的価値、または史的価値は有しているものの、内容としては、われわれの時代がその古典が生まれた時代より遥かに進み、複雑化し、より一層困難な問題を抱えるに至ったため、何ら積極的な感化を与えることのできない書物である(私見では、例えばダンテの『神曲』もその一つである)。「生きた古典」とは、われわれが現代の課題に直面し、それに取り組むにあたって、その解決策は与えてくれないにしても、その問題に対する生き生きとした具体的支点を与えてくれるものである。この『自由論(ON LIBERTY)』は後者である。
社会的自由が勝ち取られたものではなく、当たり前の、与えられたものになって久しい現在、自由は形骸化し、それについての生き生きとした観念は死につつある。その証拠に、現代では社会システムや人間の生活が複雑化・高度化・細分化する一方で、マクロな領域(経済・思想・服装・ジェンダー等)では驚くべき画一化が進んでいる(それに抗するかのように別の芽も吹き出しつつあるが)。自由がなぜ個人にとって大切なのか(そしてマクロ的観点ではなぜ人類にとって大切なのか)、そしてそれは本来勝ち取るものであり、それを真に生きたものとして保つには高い意識と努力が必要であることを、ミルは思い出させてくれる。
最後に、本書の内容もまた、現代人たるわれわれにとって完全なものとは言えない。それを検討することもまた、大きな知的訓練になるであろう。 必読書が良訳で 教科書などにさえ出てくるミルの「自由論」
ちゃんと本物を読んでおくだけの価値はある。
特にこの訳はとてもこなれていて、すいすい読める。
そして、ちゃんと読んでみると意外なミルの一面も見れる。
例えば、子どもに対しては、きちんと徳を身につけさせて、その上での自由な社会、といったことを主張している。
また、共同体のための犠牲という概念も、かなり限定的ではあるが、一応容認している。
そういう意味では、最近の超リバタリアニズムとはミルは一線を画している。
250ページほどで、行間も広く、文字も大きめで読みやすい。
是非読んでみることをオススメする。
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[ 文庫 ]
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人格主義と社会主義 (1957年) (現代教養文庫)
・塩尻 公明
【社会思想研究会出版部】
発売日: 1957
参考価格: オープン価格
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,159円〜
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・塩尻 公明
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カスタマー平均評価: 0
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