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[ 新書 ]
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経営者の闘魂 (1965年) (サンデー新書)
・三鬼 陽之助
【秋田書店】
発売日: 1965
参考価格: オープン価格
販売価格: 品切れ中
中古価格: 520円〜
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・三鬼 陽之助
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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現代経済学の群像 (岩波現代文庫)
・都留 重人
【岩波書店】
発売日: 2006-09
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 518円〜
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・都留 重人
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カスタマー平均評価: 5
都留重人氏にしか書けない骨太の群像論の醍醐味! 何かの本で、京都大学の根井雅弘氏が「評伝」の魅力・あり方について言及されていた記憶がある。本書は都留教授にしか書けない、骨太の評伝が克明に叙述されている。ヴェブレン、ハンセン、カレツキー、ロビンソン、カップ、そして日本人経済学者である柴田敬と安井琢磨の全6話から構成され、一生涯を通じた思想と理論を、彼(女)らが置かれた現実的状況との関わりを強く意識して、読み応え十分の筆致を生み出している。
どの評伝も「吸い込ませるように読ませる」というのが率直な印象だ。ハンセンが「雇用の質」をも先駆的に重要視していたことや、骨太の彼の混合経済論を真に体系化する弟子が育成されなかったという記述、カレツキーの格闘の生涯を物語る生々しい総括の言葉、「深い人間性への追想」を決して忘れることがなかったロビンソンの学問的姿勢など、本書にはこれまでの経済学を反省しつつ、これからの経済学のあり方を真摯に探求するための意義深い手がかりが数多く含まれている(個人的にはW・カップの話に関心を持ったので、彼の邦訳文献を早速注文した)。二人の世界的経済学者に関する記述は胸を熱くする。
「あとがき」には、「もう一冊この種の群像論を書かねばなるまい」とあるが、それは結局のところ実現しなかったということか。「落選」させた人物(サムエルソン、ヒックス、ガルブレイス、ティンバーゲン、スウィージーらか?)が念頭にあるというが、今回のようにその構想は、彼らの人物評伝なのであろうか。「解説」を執筆された伊東光晴氏によれば、それは『経済学の群像』であったという。表題から察するし、「落選」させた人物の議論を踏まえつつ、それらを昇華した都留経済学なるものの展開にまで踏み込んだ内容になったのではないか。過去の経済学者の思想や哲学は継承展開され、それは紛れもなく「生きている」。そこに「偉大さ」の源泉がある。何度も読み返したい名著だ。
直接知っているからココまで書ける 岩波セミナーブックスとして刊行され、品切れとなっていた物を岩波現代文庫として復刊することになりました。巻末の解説で伊東光晴氏が書いてある通り、ヴェブレン以外、都留重人氏はハンセン、カレツキ、ジョーン・ロビンソン、カップ、柴田敬および安井琢磨など皆、面識のある人物を取り上げています。彼がHarvardで学んでいたからこそこういう人物と面識があったのでしょう。あまり取り上げられることのない経済学者が多いのも注目すべき点です。これも都留重人氏の独特の目線から見た物なのでしょう。各人物とも生い立ち、成立と来歴および研究業績などが詳細に語られており、セミナーブックスとしてはかなりのレベルの高いものとなっています。改めて文庫を読んでみると当時、都留重人氏が一般の皆さんにも判って貰えるように苦心していることが読み取れます。然し、手抜きは一切ありません。そこが都留重人氏の偉大なところなのでしょう。今年無くなった都留重人氏がこの世に残した著作を読み返し、改めて経済学とは何かという物を考えてみるのも良いかもしれません。
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[ 文庫 ]
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図解 サラリーマンの決定力講座 (仕事筋シリーズNo.6) (PanRolling Library―仕事筋トレーニング)
・斎藤 広達
【パンローリング】
発売日: 2008-06-20
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 516円〜
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・斎藤 広達
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カスタマー平均評価: 4
考えやすい設問 出版のゴマ・ホールティングスの社長の本。
非常に単純化した事例をもとに
意思決定における様々な手法について
分かりやすく解説してくれています。
ご本人はMBAホルダーですが、
いわゆるMBA系の本のように
複雑・難しいことはありません。
個人的には実践的で役立つ本だと思いました。
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[ 新書 ]
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銀行マンの英会話 (日経文庫)
・橋本 光憲
【日本経済新聞社】
発売日: 1987-01
参考価格: 764 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 418円〜
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・橋本 光憲
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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ミニ株式会社が日本を変える―新会社法の効果
・永野 芳宣
【産経新聞出版】
発売日: 2007-02
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 513円〜
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・永野 芳宣
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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資本論〈13〉
・カール マルクス
【新日本出版社】
発売日: 1989-09
参考価格: 1,223 円(税込)
販売価格: 1,223 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 512円〜
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・カール マルクス
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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経済学という教養 (ちくま文庫)
・稲葉 振一郎
【筑摩書房】
発売日: 2008-07-09
参考価格: 882 円(税込)
販売価格: 882 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 511円〜
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・稲葉 振一郎
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カスタマー平均評価: 5
やっぱりおもしろい 東洋経済新報社から出版された単行本版を既に読んでいたので、文庫版の購入は迷ったのだが、単行本版にはない補章と小野善康氏による解説読みたさに思い切って購入してしまった。改めて最初からじっくり読んでみたがやはり購入して良かった。稲葉氏の著書は何冊か購読しているが、個人的にはこの著書が最も好きだ。「素人の、素人による、素人のための、経済学入門」というほど内容は簡単とは思わないが、マルクス経済学、新古典派、ニューケインジアン等それぞれの経済学の立場がよく整理されているように思う。現代思想等が本来のフィールドなのだろうが、こういった経済学方面についてももっと書いてほしいと思う。
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[ 文庫 ]
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社長のためのマキアヴェリ入門 (中公文庫)
・鹿島 茂
【中央公論新社】
発売日: 2006-09
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 512円〜
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・鹿島 茂
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カスタマー平均評価: 4
マキアヴェリ流 新しいリーダー論!! 「君主は恐れられるのと愛されるのと、さてどちらがよいのかである。だれしもが、両方をかね備えているのが望ましいと答えよう。だが、二つをあわせ持つのは、いたってむずかしい。
そこで、どちらか一つを捨ててやっていくとすれば、愛されるより恐れられるほうが、はるかに安全である。というのは、一般に人間についてこう言えるからである。そもそも人間は、恩知らずで、むら気で、猫かぶりの偽善者で、身の危険をふりはらおうとして、欲得には目がないものだと。」
マキアヴェリ?君主論?
フランス文学者として名高い鹿島茂が、君主論を読み直すうちに、これは現代の社長論に置き換えることができると確信をして著した作品である。かつてのイタリアのフィレンツェ共和国に生きるマキアヴェリの、在るべき君主の考え方を具体的な比喩で現代に活かせる社長論としてまとめている。
企業や組織のトップの立場にある方にとっては、身の引き締まる文章に何度も行き当たるはずであり、是非、その立場の人には読んでいただきたい一冊である。
「弱体な国家が持つ悪い傾向は、決断力に乏しいということだ」(マキャヴェリ)
「指揮官は決断のためにのみ存在する。」とアサヒビールの名誉顧問である
中條高徳氏が最後に後書きに記している。
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[ 新書 ]
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雇用崩壊 (アスキー新書)
【アスキー・メディアワークス】
発売日: 2009-04-09
参考価格: 790 円(税込)
販売価格: 790 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 510円〜
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カスタマー平均評価: 3.5
立場が違えど向いている方向は同じ 著者達の立場の違う人達が程度の違いはあれど、
「雇用流動化」と「同一業同一賃金」を目指しているのがわかった。
不況もそれを後押ししつつあるだろう。
時代は変わりつつある。
割高 ボリュームの割には値段が高い。
論客が各々の視点から意見を述べているけれども、
労労対立を煽ったりしながら企業の内部留保については一切触れていない学者など納得のいかない主張も見られた。
内容の濃さはともかく、値段の割には文字が大きくて字数が少ない。 働くことに希望が持てない国 派遣切り、名ばかり正社員など、労働者残酷物語のようなニュースが連日取りざたされ、それらを見聞きする若者たちの間にも、社会に出る前から諦めてしまうような空気が流れています。
働くことは本来、もっと夢のある行為だったはずなのに。
報じられているニュースの実態は、原因は、そしてその解決法は何なのか。
今すぐ何ができるわけではないかもしれないけれど、状況を正しく把握することがまずは大切。
その意味でも、このタイミングで本著が出たことは、大きな意味があると思いました。
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[ 文庫 ]
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国富論〈1〉 (岩波文庫)
・アダム スミス
【岩波書店】
発売日: 2000-05
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 509円〜
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・アダム スミス ・Adam Smith
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カスタマー平均評価: 4.5
資本主義の意義と限界を見極めるために 近代経済思想のおおもと、アダム・スミス。経済学はもちろん、政治学、哲学などの分野の人は読んでみるといいでしょう。市場原理や自由競争、また分業のすばらしさ(というか利点)が分かります。本書は一般的に「神の見えざる手」という言葉で有名ですね。ただしこの言葉は(岩波文庫の)二巻などの一部でしか使われていません。
貨幣の流通を見る際の思考の幅が確実に広がります。4巻までは長いですが、がんばってみて損はありません。市場原理や自由競争に疑問が投げかけられているいまだからこそ、またそれらに疑問を投げかける際に内在的批判ができるようになるためにも、読んで損はないと思います。
個人的には、訳が難しかったという印象はありませんでした。
政治経済の難しさ 政治経済学の先駆者Adam Smithが1776年アメリカ独立の年に記した「国富論」は現在でも古臭さを感じさせない。分業の経済効果、市場の機能、通貨の役割、ものの価値など経済の基本となる考え方を具体例を交えて安易に説明してくれます。需要と供給に影響を及ぼす様々な条件への洞察力と経済の非効率、無駄に対する正義感にも近い信念には温かい人間味を感じます。また、ここまで明確に指摘、非難されている経済の非効率、無駄が現代社会にも時に形を変え根強く残っていることを見るにつれて、政治経済の重要性と難しさを感じます。徒弟制度が如何に既得権益を守るために維持され人材の流動性を妨げ、結果として経済に悪影響を及ぼすか。不用意な銀行の貸付、破綻を避けるための偽善的追加融資が如何にバブルをつくり最終的には経済の負担となるか。大きな政府による公共事業が如何に不正の温床となり非経済的になり得るか。株式会社の経営者が如何に株主の資産である会社の経営を等閑にするリスクがあるか。これらの議題に関するSmithの議論は現在の政治経済問題の理解にも十分寄与します。福祉大国にならんとする日本においては、「富の蓄積」についての議論が警笛のように聞こえ気になります。資本投資となる「富」と富の再配分となる「歳入」が社会に与えるインセンティブの違いとSmithの観察するその結果。「富は節約により増やせるが、浪費と不正により失われる。」日本はこれから今まで以上に浪費と不正を防ぎ、節約を実践することができるのか。それを実現できる仕組みがあるのか。そのための議論がなされているのか。経済の専門書としてではなく一般大衆向けに書かれているため、英語は少し古いですが、経済学部出身者でなくても原文で読むこと可能です。迷訳の多い翻訳より分かり易いかもしれません。 富の総量は決まっている 経済学の本でなく、これを地球の資源とそれを浪費する人間と
置き換えて考えてみると非常に面白い本である。
アダム氏は文中、富の総量は決まっているという類の主張をして
いる。それを地球の総資源と考えれば、環境を学ぶ古典として。
コンサルティングの世界で考えれば、リーダー、フォロアー、
ニッチャーがそれぞれ生きていく上で、基礎知識として有効な
古典となりえる。古典は書いてある内容から、本質を読み取る事で
初めて応用が可能となる。応用の余地をあまりに多く秘めている
良書といっても過言ではないと僕は思います。 経済学ここからはじまる 社会主義経済学者も資本主義のマネタリストおよびケイジアンの原点がここにある。彼が,水とダイヤモンドの価値をうまく説明できなかったので,労働価値説と限界効用学派に分かれたこと有名。読むべき本である。原書で読めたら言うことなし。 訳文が難渋 一見原文に忠実な訳で信頼が置けるように見えるが,中公文庫版に比べて難渋なことは否めない。しかも監訳者水田氏と英文学者・別宮貞則氏との間で論争された訳文の適否の箇所については,相変わらず改められていない部分も見られる(訳者の見解と言えばそれまでだが…)。
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