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[ 新書 ]
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聖フランシスコ・ザビエル全書簡〈4〉 (東洋文庫)
【平凡社】
発売日: 1994-10
参考価格: 2,835 円(税込)
販売価格: 2,835 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,760円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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札幌歴史写真集〈大正編〉 (1983年) (さっぽろ文庫〈別冊〉)
・札幌市教育委員会
【札幌市】
発売日: 1983-02
参考価格: オープン価格
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,750円〜
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・札幌市教育委員会
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カスタマー平均評価: 0
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[ − ]
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幕末の小笠原―欧米の捕鯨船で栄えた緑の島 (中公新書)
・田中 弘之
【中央公論社】
発売日: 1997-10
参考価格: 882 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,735円〜
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・田中 弘之
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カスタマー平均評価: 4.5
国境画定をめぐる悲喜劇 1937年生まれの歴史研究者が1997年に刊行した本。北太平洋の小島の集まりである小笠原諸島は、1670年に漂着した日本のミカン船によって、初めて公に日本でその存在が知られるようになった。当時そこは無人島であり、欧米人の往来もあったが、日本人による「先占」はケンペルによって欧州に紹介された。しかし、その後鎖国下の日本では、無人島は事実上放置され(蛮社の獄参照)、ここに関心を示したのは、むしろ中国との交易や捕鯨に従事する欧米人であった。19世紀には、ここは欧米船の寄港地として重視され、定住する者も登場する(それは同時に自然破壊の始まりでもあったのだが)。1830年にはハワイからセボリーら25名が父島に入植し、内部対立や海賊の略奪に悩まされながらも、島を開拓していった。やがてこれらの島々に関心を示したのがペリーであり、彼は日本を開国させる過程で小笠原諸島の米国領有を試み、またそこの詳細な開発計画を立てている。ペリーの本により、ようやく小笠原の重要性に気付いた江戸幕府は、英国と米国の対立を利用して、1862年に外国奉行水野忠徳、小花作之助、中浜万次郎らを咸臨丸で小笠原に派遣して、そこの領有を確認し、八丈島から入植者も送り込んだが、生麦事件を契機に日本人は一時撤退する。その後、不平等条約の下でのさまざまな苦労を経つつ、明治政府は1875年に、明治丸を小笠原に派遣し、統治を再興し、島民・諸外国もそれを認めた。以後、小笠原は国内・国際政治の波を受けつつ、地道に開拓されたが、大正期以降軍事拠点化され、太平洋戦争中から1968年まで米国の管轄下に置かれることになる。本書の議論の焦点は、一応小笠原諸島での入植者の生活と日本領化の過程にあるが、小笠原をめぐるさまざまな人脈や、人々のほほえましい言動の記録は、読み物としても面白い。
意外な歴史 小笠原。鯨好きとしては一度は行ってみたい島。 鯨好きで無くとも、南の島として行ってみたい。 でも、小笠原の歴史については知りません。 意外な歴史です。 最初の入植者は何処の国の人? 今でこそ日本の領土ですが、歴史の流れによってはパスポートが 必要な島となっていた可能性も有ります。江戸末期、明治、2次大戦の中で、いろいろな事があったのだと いう事を認識させられました。 読みやすい本です。
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[ 新書 ]
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歴史の学び方について―「近現代史論争」の混迷を超える (Xシリーズ)
・関 曠野
【窓社】
発売日: 1997-07
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,713円〜
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・関 曠野
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カスタマー平均評価: 5
関曠野の一つの到達点 在野の思想史家関曠野は、『プラトンと資本主義』(1982)そして、『ハムレットの方へ』(1983)において、1980年代の日本の読書界に、静かに深い衝撃を与えた。その波紋が未だに続いていることは、この二書が90年代に入り、新たな後書を付し、改訂新版として世に問われ現在に至っていることが雄弁に物語っている。ただ、その後書が示唆するものは、著者関曠野の決定的な転換だ。それも、変節や転向ではなく、自己の思想に忠実に、学び直し成長したことによるのだ。
この小さな本は、現在の関曠野の成長した思想を率直かつ大胆に述べる。その副題から、「つくる会」筋を腐らせるための時論の書と即断してはならない。それどころか、現在の関曠野の思想的到達点が、ここに凝縮されていると言ってよいと思う。「人間とは何か」、「なぜ人間は歴史を持つのか」。この問題の、著者による設定理由と回答が、哲学的晦渋さとは無縁の平明簡潔な言葉で収められているからである。
人間を自然から歴史へと追放する根源的ディレンマ。それ故の根源的な人間の自由。その自由のため、制限された存在である人間は、善をなし、同時に悪をなす。事実、歴史は人間の過ちで満ちている。しかし、そこにこそ、過ちを認め、学び直し、成長する、自由な人間の可能性と未来がある。この人間存在に関する思索を、ロック、カルヴィニズム、ユダヤ教、と政治思想史的淵源をたどりながら記述しているのが、理論的心臓部である第II部である。続く第III部では現代日本人に、明治以来しくじり続けている政治的権威の創出を、歴史を学び直すことと市民改憲を通じて民族的課題として訴えている。
かつて著者は、「革命とは他者を変えることではなく、自らが変わることである。」と喝破した。私を含めた読者が、この書における著者自らの学び直しとしての革命の実践を、一つの範例と認めるかどうかは、私たちがお互いを善意ある隣人として信じられるかどうかにかかっていると思う。
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[ 文庫 ]
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青きドナウの乱痴気―ウィーン1848年 (平凡社ライブラリー)
・良知 力
【平凡社】
発売日: 1993-10
参考価格: 1,121 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,710円〜
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・良知 力
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カスタマー平均評価: 5
『歴史学ってなんだ?』小田中の紹介で読んでみたら最高! ウィーンの3月革命というと、トホホな革命劇といいましょうか、ヨハン・シュトラウスが皇帝派である父の「ラデツキー行進曲」に対抗して、「革命行進曲」なんかを作っちゃうみたいな、全体的には多少は死者もでたことは出たけど、フランス革命ほど犠牲者が多くはないかったし、なんとなく終結してしまった、わけのわからない革命劇みたいな感じがしていました。だいたい、無能だけど「善人フェルディナント」と呼ばれた皇帝がメッテルニッヒが打倒された3月革命の真っ最中に市内をまわることで、革命派の市民から拍手喝采を浴びて、憲法を発布しちゃうみたいなのもよくわからないけど笑えます(結局、この皇帝は途中でウィーンを脱出して、最後は革命派を攻撃するのですが)。そんなウィーン革命を描いたのがこの本。 ウィーンはオスマントルコに包囲されたときの教訓から、二重構造の壁によって守られ、外側のリーニエと中心部の中間地帯は緑地化されている、みたいな構造から説明され、そのリーニエ外に住まざるをえなかったプロレタリアートと、生活をするために売春のアルバイトをせざるを得なかった女性たち、そして学生たちというウィーンの最底辺の人たちが、最後の最後にウィーンを方位する皇帝派の軍と戦うみたいな悲しさは伝わってくる。当時40万人といわれていたウィーンの人口の1万人〜2万人は春をひさいでいた(p.194)みたいなトホホな統計なんかもいっぱい入っていて、人間喜劇としてのウィーン革命の乱痴気ぶりが門外漢にも楽しく理解させてもらえます。 著者の良知さんは一橋のマル経から派生した社会思想史の教授で、この本が遺作。つか、あとがきでガンと知りつつ最後の力を振り絞って書いたみたいなことを書いていて、なかなか立派だな、と。ウィーン留学時代に親しくなった明るい身障者のグレーテが、悲しいことがあっても、シュトラウスを聴いて呑み込んでしまうみたいなことを書いて「万感の想いはグレーテにならってグイと喉から呑みこんでしまおう。シュトラウスが聞こえないのが残念だ」と筆をおきます。 クロアチアからの傭兵が皇帝軍ではとても怖かったみたいなことが書かれているんですが、当時からクロアチアは、男のマッチョぶりが有名で、しかもわりと反動勢力みたいなのと手を結んで独立をかちとろうみたいな作風でやってきたのかな、みたいなことがうかがえて面白かったかな(クロアチアは、ナチスと結んで独立したりする)。
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[ 文庫 ]
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第三帝国の神殿にて〈上〉ナチス軍需相の証言 (中公文庫―BIBLIO20世紀)
・アルベルト シュペーア
【中央公論新社】
発売日: 2001-07
参考価格: 1,150 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,706円〜
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・アルベルト シュペーア ・Albert Speer
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カスタマー平均評価: 4
誤訳が多い ドイツ現代史の泰斗村瀬氏に「誤訳が多い」を指摘された本
訳をそのまま引用すると恥をかく可能性大
興味がある人間は気合い入れてドイツ原文当たった方が吉 やりがいが生むスルー力 やりがいがスルー力を生むという話
ナチスの悪行に関してはスルーしてきたわけだな
駆け出しの建築家が総統のお友達になって建築論で議論できたり
いきなり国家プロジェクトを任されたりしたわけである
そりゃいろいろスルーするだろうなあ。俺だってスルーするさ。たぶんな
ナチスが悪逆非道なことをやって止まらなかった理由に関しては
下っ端は自分の仕事のみに専念することを要求されていたから、だそうな
制度化されたセクショナリズムってことなんだねえ
結局、小市民がえげつないことを仕事として淡々とできてしまうわけである ドイツの一良識人であるナチス高官 建築を介してヒトラーと接点を持ち、ナチスの軍需大臣となっていったシュペーアが語る内情は貴重なものだと思います。上巻はスターリンググラードのドイツ第六軍まで、下巻はそれ以降、ニュルンベルグ裁判の様子までが書かれています。
連合国側からナチス高官の中で唯一話しができる人物と言わしめたシュペーアは時代に流されつつもドイツの一良識人だったのかもしれません。ヒトラーという触媒によってナチス様式という建築を組み上げたこと、そして教授、身内からとち狂ったと言われたことは時代の趨勢や雰囲気を感じさせます。次第に戦争、ナチス内部での葛藤、アメリカ参戦の影響をどう受け止めていたか、ヒトラーから離れられずにいつつも徐々に離れていくさま、全てを興味深く読み進めていけます。シュペーアが語っていることを読み返し、現代の様々な組織に当てはめて考えるのも一興です。
ヒトラーの側近が明かす、衝撃の記録 ナチスという組織、その全貌が垣間見れる。
いかにして側近達がヒトラーに魅了されたか、そしてドイツはなぜあの悪夢を形成してしまったか、あまりに生々しく、現実性溢れる記録から改めてその悪夢の本質が僅かながら分かる気がした。
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[ 文庫 ]
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明治商売往来 続 (ちくま学芸文庫)
・仲田定之助
【筑摩書房】
発売日: 2004-01-11
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,700円〜
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・仲田定之助
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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二千五百年史〈4〉 (1977年) (講談社学術文庫)
・竹越 与三郎 ・中村 哲
【講談社】
発売日: 1977-05
参考価格: 273 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,698円〜
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・竹越 与三郎 ・中村 哲
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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中国人からみた日本―「中日」関係史の総括 (近代文芸社新書)
【近代文芸社】
発売日: 2002-11
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,700円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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日本史〈第3〉―キリシタン伝来のころ (1966年) (東洋文庫〈65〉)
・ルイス・フロイス
【平凡社】
発売日: 1966
参考価格: 368 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,700円〜
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・ルイス・フロイス
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カスタマー平均評価: 0
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