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[ 文庫 ]
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夢遊の人々 上 (全2巻) (ちくま文庫)
・ヘルマン・ブロッホ
【筑摩書房】
発売日: 2004-09-09
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,654円〜
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・ヘルマン・ブロッホ
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カスタマー平均評価: 5
待望の復刊 実験的な要素の強い作品なのであらすじを紹介してもあまり意味がないので、レビューが書きにくいのですが……カフカ、ムージル、カネッティなどと並ぶ、20世紀ドイツ語文学の巨匠、ヘルマン・ブロッホの代表作が文庫で復刊です 大部の作品ですが、長さにひるまず一気に読むのが、通読するコツです もう一つの代表作「ヴェルギリウスの死」に比べるとこちらの方が読みやすいし、解説も充実しているので、ブロッホ入門としては最適だと思います
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[ 文庫 ]
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鴉の死・夢、草深し (小学館文庫)
・金 石範
【小学館】
発売日: 1999-02
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,648円〜
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・金 石範 ・金 石範
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ポオ詩集 サロメ―現代日本の翻訳 (講談社文芸文庫)
・ポオ ・ワイルド ・日夏 耿之介 ・エドガー・アラン・ポー ・Edgar Allan Poe
【講談社】
発売日: 1995-02
参考価格: 897 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,649円〜
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・ポオ ・ワイルド ・日夏 耿之介 ・エドガー・アラン・ポー ・Edgar Allan Poe
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カスタマー平均評価: 5
晦渋を以て成す日夏詩の冥利 本文庫の窪田般彌氏の解説が素晴らしい。 本シリーズの装幀は一貫して菊池信義氏のようですが、これも美しい。 日夏氏のことは澁澤龍彦氏の「偏愛的作家論」でも取り上げられているので、 興味のある方は読まれると楽しいかと存じます。 新仮名本を河に流して嗤う伝説が実に可笑しい。呵々。 おっと、話が逸れた。 一言で申せば、表意文字を持つ國に生まれた悦びを、 随喜の涙を以て味わうことの出来る一冊でありましょうか。 泣かされる御仁もあるかと存じますが、そういう方には泉鏡花をお薦めする。 どちらも、読む、酒なり。
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[ 文庫 ]
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ファイナルファンタジー2―夢魔の迷宮 (角川文庫)
・寺田 憲史
【角川書店】
発売日: 1989-04
参考価格: 571 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,641円〜
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・寺田 憲史
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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両面テープのお嬢さん (角川文庫)
・新津 きよみ
【角川書店】
発売日: 1988-03
参考価格: 438 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,300円〜
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・新津 きよみ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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愛の回転扉 (ケイブンシャ文庫)
・安井 かずみ
【勁文社】
発売日: 1985-03
参考価格: 399 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,599円〜
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・安井 かずみ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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富沢赤黄男 高屋窓秋 渡辺白泉集 (朝日文庫―現代俳句の世界)
・富沢 赤黄男 ・加藤郁乎
【朝日新聞社】
発売日: 1985-05
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,599円〜
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・富沢 赤黄男 ・加藤郁乎
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カスタマー平均評価: 0
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[ − ]
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山谷集―歌集 (短歌新聞社文庫)
・土屋 文明
【短歌新聞社】
発売日: 1993
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,588円〜
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・土屋 文明
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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傷痕のシュプール (トクマ・ノベルズ)
・生田 直親
【徳間店書】
発売日: 1988-03
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,570円〜
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・生田 直親
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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空白の意匠 ―松本清張短編全集〈10〉 (カッパ・ブックス)
・松本 清張
【光文社】
発売日: 2003-04-18
参考価格: 890 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,560円〜
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・松本 清張
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カスタマー平均評価: 4.5
味わいのある短編たち 松本清張が社会派作家として地歩を固めていったころの 短編集であり、著者自身のコメントにもハードな執筆活動を していたことをうかがわせるものがある。本巻には以下の短編が収録されている。 広告部の苦悩に自らの経験が投影されている「空白の意匠」 スリラーとしてある意味現代的な「潜在光景」 こういった異色の一編に作家の本心が垣間見える「剥製」 人生の終わりにさしかかった男の心中に去来するのは、「駅路」 歴史物を体裁をとりながら作家の戦争体験も語られる「厭戦」 O.ヘンリー的味わいを狙ったという「支払い過ぎた縁談」 愛することの哀しさ、人間の業の深さ「愛と空白の共謀」 年をとるのは難しいことだと感じさせる「老春」 清張氏の作品にはどんな短編であっても社会の矛盾と同時に そこに生きる弱い人間たちへのあたたかなまなざしが 感じられるものばかりだ。 「駅 路」は不朽の名編です。 「潜在光景」は、「影の車」というタイトルで映画化され、加藤剛や岩下志麻が好演しておりました。この映画も、清張作品の映画化の多くと同様、見事な映像化でしたが、原典の短篇小説も読み甲斐があります。「ひとけたの年齢のこどもに殺意はあるのか」というすごいテーマで書かれております。「剥製」は人間の偽者性を剔抉した短篇で、清張さん自身がこういう人物をいみ嫌っていたのだろう・・と伝わってくる登場人物がいます。この短篇集のなかでの白眉は「駅路」であります。ゴーギャンのつぶやきを添えながら、人生の終着駅が見えてきた人間の心理をひじょうに説得力ある描きかたがなされています。切なくもなり疲労感も伝わってきて、独特のあじわいがあります。刑事が最後につ!ぶやく言葉も印象的です。
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