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[ 文庫 ]
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逆撃スターリングラード制圧戦 (中公文庫)
・柘植 久慶
【中央公論新社】
発売日: 2001-03
参考価格: 780 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,980円〜
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・柘植 久慶
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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悪霊がいっぱい!? (講談社X文庫―ティーンズハート)
・小野 不由美
【講談社】
発売日: 1989-07
参考価格: 494 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,980円〜
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・小野 不由美
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カスタマー平均評価: 4
古本屋で見つけたら迷わず買うべき もしこの悪霊シリーズの本を見つけられたら貴方は運がいい。
小野不由美の初期作品にして根強い人気のある作品でありながら処々の理由により絶版になっている本。
プレミア付きの高額本だからではないが、見つけたら即効でレジへ持っていくべき本。
自分は十二国記を読んだ後でこのシリーズを知り、足を伸ばして古本屋を巡って買い揃えたが、今では古本を見つけることも難しいかもしれない。
ティーンズ向けのライトレーベルから出版されたため、その装丁や文体に抵抗を覚える向きもあるかもしれない。
だが、登場するキャラクターたちの魅力に加え、練りこまれたストーリー・そこかしこに張られる複雑な複線・幽霊の存在を超常現象ではなく「科学」として捉えようとするSPRの存在に読者はぐいぐいと惹かれていく。
そして何より、これが小野不由美氏の力量なのだろう、この小説は怖い…半端なく怖い!
まるで実際に自分がその現場に立たされているかの如く、恐怖が襲い掛かってくる。
1話完結方式の本シリーズだが、作品全体に散りばめられた膨大な複線が最終巻に収束していき、シリーズ最大の驚愕の秘密がここに明かされる。
この衝撃にやられてしまったファンは多いはずだ。 再版を待ってます…!! 今年(2006年)10月よりTVアニメ化、と言うこともあり、盛り上がり必死のこの時期どうしても欲しい、という気持ちもありますが。
再版、待ちます待ってます…!!
未読の方はまず、図書館などに行ってみては如何でしょうか。 夏の夜明かしに最適のシリーズ マンガ化が進んでいるので、話を知っている人も多いでしょうが、やっぱり原作の方が面白いんだよ〜! だって恐い。何せ恐い!この1巻では「たいしたことなくて良かった〜ああ拍子抜け〜」と笑っていられたのですがね。もう次巻からはバッチリ出て来ちゃって、1冊読み終えるまでは安心して眠れない・・・。(ほぼ1冊1件)最後になんとか「あ〜良かった〜」と締めたところでやめたらいいんですが、巻を追うごとに恐いけど面白くなっていくものだから、つい、次の事件が知りたくなって、ちょっとページを開いたら最後、以下同文。もう止まらない・・・。 そんな「やめられない止まらないかっぱえびせん、なシリーズよ?」と言ったにもかかわらず、冬に布団の中でカタカタ震えながら、徹夜でシリ!ーズ読み通しちゃったという友人がいました。 ちなみに、1巻ずつ地道に揃えた私は、シリーズ揃うまでずーっと臥薪嘗胆の日々を・・・。 さあ、皆さんはどっち? 絶対オススメ! ティーンズ文庫、そしてキラキラした少女漫画ちっくなイラスト・・・とおもわず手に取るのを思わず止めてしまった人、なんてもったいない!魅力的なキャラクター、しっかりとした背景の構築、悪スベリの無い文章でぐいぐい惹き込まれます。シリーズ全部を読み通すと、1巻から張られた大きな伏線がキレイに収束して思わず「ああ!」と思う事間違いなし。1作1作は良質なオカルトホラーですが、全巻通すとあざやかなミステリの一面をもつ・・・さすが、としか言いようがありません。他の小野作品ファンの方、読んで損はありません。
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[ 文庫 ]
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東京恋慕帖 (ちくま学芸文庫)
・正岡 容
【筑摩書房】
発売日: 2004-10
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,980円〜
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・正岡 容
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カスタマー平均評価: 4
弟子(米朝・小沢・大西)の鼎談だけども読む価値あり 川柳中興の祖と言われる阪井久良伎の作「居酒屋も一刷毛ぬってバアとなり」は、三代目三遊亭金馬の十八番「居酒屋」でお決まりのマクラだ。本書は、こういった大正から昭和初期の久良伎や剣花坊などの名川柳をふんだんにちりばめながら、戦後急速に失われていく懐かしき江戸と東京の名残を書き留めておこうという書である。明治37(1904)年生まれの著者は、言わずと知れた寄席芸能研究家にして小説家である。その卓越した筆と粋で今はなき江戸と東京の世界に浸れる本編も十分に読み応えありだが、現代の我々には著者の弟子三人?桂米朝、小沢昭一、大西信行という達人トリオの巻末の対談だけでも、十分に価値あり、である。
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[ 文庫 ]
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日本三文オペラ―武田麟太郎作品選 (講談社文芸文庫)
・武田 麟太郎
【講談社】
発売日: 2000-07
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,980円〜
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・武田 麟太郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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男はつらいよ (2) (ちくま文庫)
・山田 洋次 ・朝間 義隆
【筑摩書房】
発売日: 1997-06
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,980円〜
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・山田 洋次 ・朝間 義隆
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カスタマー平均評価: 5
リリーの想い 解説 リリーからの手紙。4つの作品を通してのリリーの寅さんに対する深い想いが切々と綴られている。読んでいて、寅さんとリリーとの様々なやり取りが思い浮かび、涙が出てきてしまった。「寅さん。寅さんと所帯を持つのが、いつだって私の夢なのよ。寅さん、私の寅さんー。だから、リリーはいつでも寅さんの帰りを待ってます」 寅さんとリリーの互いへの思いやり リリー 「うん、兄さんなんかそんなことないかな・・・夜汽車にのってさ、外見てるだろう、そうすると何もないまっ暗な畑の中なんかに時々ポツンと明かりがついていて、ああこんなところにも人が住んでるんだなアって、そう思うと何となく悲しくなって涙が出ちゃいそうになる時って、ないかい」
寅 「こんな小っちゃな灯が遠くの方へスーッと遠ざかって行ってな、あの灯の下は茶の間かな、もう遅いから子供達は寝ちまって、父ちゃんと母ちゃんが二人してしけたセンベイでも食いながら紡績工場に働きに行った娘のことを話してるんだ、心配して。暗い外見てそんなことを考えていると、汽車がボーッと聞こえてよ、何だかフッと涙が出ちまうなんてことは・・・あるな・・・」
北海道のある波止場での寅さんとリリーの出会いの場面です。本書には「男はつらいよ」シリーズのうち、「寅次郎忘れな草」、「寅次郎相合い傘」、「寅次郎ハイビスカスの花」、「寅次郎 紅の花」が収録されています。これらの作品には、浅丘ルリ子の演じるリリーが全編に登場しています。優しい人たち、人生の哀しみ、故郷を感じるそれぞれの土地、映画を見終わるといつも心が洗われる気がしました。そして満員電車に揺られながらこの文庫を読んで、またそれを堪能しています。
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[ 文庫 ]
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プルースト・印象と隠喩 (ちくま学芸文庫)
・保苅 瑞穂
【筑摩書房】
発売日: 1997-10
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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・保苅 瑞穂
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ホメーロスの諸神讃歌 (ちくま学芸文庫)
・ホメーロス
【筑摩書房】
発売日: 2004-07-08
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,980円〜
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・ホメーロス
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カスタマー平均評価: 5
ギリシア神話ファン必携 『ホメーロス風讃歌』の全訳というだけでも貴重だが、それだけに留まらず、訳注がかなり詳しい。同じ神話エピソードを他書のものと比較したり、関連エピソードにも言及している。本書のおそらく半分は訳注が占めているだろう。ここまで詳しいものはそうそうない。ホメーロスの讃歌はギリシア神話の貴重な原テクストでもあり、ギリシア神話好きには必携の書である。 ようやく文庫で復活しました 長いこと絶版扱いだったこの本。ホメロスの作といわれる三十三篇、二十二神の讃歌の全訳です。ハードカバーも持っていますが、今回は文庫版にあたり、そのまま移行したのではなく訂正されている部分もあり、完成度さらに高くなっています(私などどこを訂正しているのかわかりませんが)。ようやく通勤中に手軽に読めることができるようになり、多くの方にお勧めしたいです。ここには知られた神話が多数、抒情詩として歌われています。 オススメです! ホメロスの名を冠する33篇22柱の神々への讃歌集の全訳。デメテル、アポロン、ヘルメス、アフロディーテーに奉げられた4篇の長大な讃歌は有名で、いずれも讃歌の中に神話伝説を含んでいることで知られる。この4篇については岩波文庫から訳が出ているけど、あいにく全訳ではない。ただ、それ以外の讃歌は小粒なものばかりで、神話伝説も含んでいない。そこで神話を読むだけならば岩波文庫版で十分だろう。しかし本書の注目すべき点は単に全訳をしていることだけではない。第一に岩波文庫版より訳注が懇切、かつ学術的であり、また他の原典の引用にも積極的だ。さらに各讃歌ごとに解題を付しているが、上記4篇にいたっては、作品解説の枠を超えて、神についての解説といってよいほどである。沓掛氏の訳自体は、1977年に『エポス』第2号の誌上で行っていることが岩波文庫版の解説で触れられており、このことからも、氏の情熱のほどがうかがえる。全訳を読みたいという人には、文句なしに本書がオススメである。
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[ 文庫 ]
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角帯兵児帯・わが半生記 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)
・木山 捷平
【講談社】
発売日: 1996-11
参考価格: 999 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,977円〜
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・木山 捷平
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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作家の日記 (3) (ちくま学芸文庫)
・ドストエフスキー
【筑摩書房】
発売日: 1997-11
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 4,950円〜
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・ドストエフスキー
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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ビリチスの歌 (講談社文芸文庫―現代日本の翻訳)
・ピエエル ルイス
【講談社】
発売日: 1994-06
参考価格: 1,121 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,999円〜
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・ピエエル ルイス ・Pierre Louys
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カスタマー平均評価: 5
絶版?許せん(怒)!! ご存知ピエール・ルイスの出世作にして代表作。恋多き奔放な女性詩 人・ビリチスの古代ギリシア語詩のフランス語訳という原本の「設定」 に合わせて、素晴らしく雅な日本語に移しつつ、思わず震えてしまうほ どの官能性を湛えた鈴木信太郎の翻訳は国宝級の絶品であります。特 に、幸福感に満ちあふれた恋人との甘い蜜月から、瑣末な疑いを端緒に 恋人を失ってしまい、また旅立つことになる第二部は悶絶級の美しさ。 また、遺跡から発掘された壷の絵のような挿絵も、この物語に情緒を 控えめに添えております。 ただ残念なことに、この講談社文芸文庫はたくさんの素晴らしい作品 を出版していながら、高価なものやすぐに絶版になってしまうものが多 く、この作品も例外ではありません。ほとんど手に入らない状況になってい ます。ほんと、どうにかならないもんですかねぇ……
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