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[ 新書 ]
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虚構の家族 (森村誠一短篇コレクション)
・森村 誠一
【立風書房】
発売日: 1993-05
参考価格: 1,020 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,848円〜
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・森村 誠一
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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寺田寅彦・中谷宇吉郎・湯川秀樹 (向学社現代教養選書―随筆 (9))
・寺田 寅彦
【向学社】
発売日: 1985-11
参考価格: 473 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,840円〜
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・寺田 寅彦
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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野哭―加藤楸邨句集 (邑書林句集文庫)
・加藤 楸邨
【邑書林】
発売日: 1996-09
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,833円〜
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・加藤 楸邨
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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幻想録 (ちくま学芸文庫)
・ウィリアム・バトラー イェイツ
【筑摩書房】
発売日: 2001-10
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,822円〜
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・ウィリアム・バトラー イェイツ ・William Butler Yeats
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カスタマー平均評価: 3
「芸術」は道標ではある。だが究極ではないという事をイエイツは感知していた 本書で注意深く読まれるべき個所は、イエイツ自身の思想内容(つまり本書本文)よりもむしろ訳者による解説部分に凝集している。イエイツは鈴木大拙氏の著書に感化・魅了されるのだが、博士のいう捉えねばならぬ「事実」見ぬかなければならぬ「自性」「生死の根本」を「半ば感知」すると、急激に芸術の世界へ逃げ込むのだ。当然であろう。博士のいうのは「創造という概念」より以前にして、それの彼方にあるものだからだ。
それを感知した者は(特に、現象をロゴスとシンタックスで表現する通性の西洋人は)怖気をふるう。まったく、サルトルの「嘔吐」の主人公のように生理的・根源的恐怖にみまわれるのだ。
是のイエイツの心境を真に理解できる読者は、彼の構築した「生命・宇宙論」執着した「心霊現象」が
彼の芸術と同じく単なる「事実・現象」にして、「究極の真実」ではないのだ、と覚知できるだろう。
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[ 文庫 ]
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快楽は悪か (朝日文庫)
・植島 啓司
【朝日新聞社】
発売日: 1999-03
参考価格: 630 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 178円〜
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・植島 啓司
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カスタマー平均評価: 5
悪だから魅力的なんだ 快楽が悪かどうか。この本を読むと、それがたとえどちらであってもよく、むしろ悪であってほしいとさえ思いたくなる。いやむしろ、快楽とは「悪」であるからこそ、人間は無性に追い求めているということがわかる。人間は毒にこそ惹かれ、悪だからこそ魅了される。毒にも薬にもならぬようなことに人間は面白さを感じない。快楽よ極悪たれ、と(小声で)叫びたくなる一冊。
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[ 文庫 ]
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花の町・軍歌「戦友」 (講談社文芸文庫)
・井伏 鱒二
【講談社】
発売日: 1996-02
参考価格: 959 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,820円〜
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・井伏 鱒二
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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スノードロップ (講談社X文庫―ティーンズハート)
・森 美樹
【講談社】
発売日: 1996-07
参考価格: 428 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,812円〜
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・森 美樹
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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闇の半球〈vol.2〉慟哭の王子 (スーパークエスト文庫)
・日野 鏡子
【小学館】
発売日: 1997-07
参考価格: 570 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,810円〜
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・日野 鏡子
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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死に急ぐ鯨たち (新潮文庫)
・安部 公房
【新潮社】
発売日: 1991-01
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,799円〜
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・安部 公房
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カスタマー平均評価: 5
9.11以後:予感の実現 もうかなり前に書かれた本書で、安部公房は、次のように述べている。「… 誰かが生き延びるために、誰かが死ぬ、この条件がある限り、サバイバルは犯罪になってしまう…人間が人間を所有し支配できるかぎり、生き延びようとすることで誰かを殺してしまうんだ…ファシズムとはすなわち選別の思想なんだ…殺すことも、殺されることも拒否しようと思えば、二人とも死ぬしかない…いまわれわれが置かれた状況は、まさにその選択を迫っているとぼくは思う。どっちかが生き延びることをゆるされるのなら、核戦争も許されてしまうじゃないか」 (p.104−108.) これは決して、「冷戦時代の思考」ではなかったことが、9.11とイラク戦争後、やっと明らかになり始めている。「核戦争も許されてしまう」という鮮明な予感は、今まさに現実のものとなった。核は今や、「偏在する潜在的なものとなった敵」の裏をかくことさえ可能なものとして、それ自身が「偏在する潜在的な力」となった。それは、多様な戦術に応じて、いついかなるときにも、誰に対しても使用され得るものなのだ。 このような状況において、本書だけが語ってくれることは何だろうか。 ポストコロニアル文学者の思想的エッセンス 安部公房は日本語文学が誇るポストコロニアル文学の巨星である。1986年 に出版された、この安部公房のエッセイを読んでみると、ポストコロニア ル理論のエッセンスが、彼独自の言葉によってほとんど語られていたこと がわかる。植民地主義、ナショナリズム、アイデンティティー、ハイブリ ッド、「ロビンソン・クルーソー」、ガルシア・マルケス、カネッティ、 無国籍文学等々。たとえば次の一節を見てみよう。 東は東、西は西。(中略)と、僕が西欧人なら言うだろうね。 もちろん好意的意見としてだよ。日本人がまたそれに乗って、 東は東なんて言いだしたら、まんまと向こうの思うつぼですよ。 東も西もないんだって、なぜ日本人が言えないんだ。(中略) 今東洋という括弧で何かをくくった瞬間、何が起きるかとい ったら、結局植民地主義者と植民地原住民との色分けだけでし ょう。(91−92頁) まさに、安部公房流の脱アイデンティティ論であり、脱オリエンタリズムで はないか。まさに必読の書である。 ★知的好奇心を刺激される本です★ 晩年、メディアへの露出も減少し、文壇とも距離をおいていた安部公房が何を考えていていたかを知ることのできる貴重な資料と思われます。話題は多岐にわたっていて、好奇心を刺激されます。私個人的には、角野忠信氏の「日本人の脳」についてふれているインタビューや、エッセイがお気に入り。「無国籍作家」と呼ばれた安部公房の、一筋縄ではいかない物の見方が非常に面白いですよ!
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[ 文庫 ]
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英雄崇拝論 (岩波文庫)
・カーライル
【岩波書店】
発売日: 1949-05
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,800円〜
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・カーライル
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カスタマー平均評価: 5
「英雄崇拝」とは イギリスの文豪トマス・カーライルの代表作で後世に絶大な影響を与えた作品。
「英雄」の業績・生涯を述べつつ真摯に崇拝することが説かれている。
本作は読み物としても十分面白いが、いかに「英雄崇拝」が生じるのか考察する際にも貴重な資料になると思う。
人間とは「英雄」を必要としないほど強くないのかもしれない・・・。
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