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[ 新書 ]
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民事訴訟法 (司法試験解法マニュアル)
・林田 学
【早稲田経営出版】
発売日: 1993-04
参考価格: 4,486 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,097円〜
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・林田 学
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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同和利権の真相〈4〉 (宝島社文庫)
・一ノ宮 美成 ・グループK21
【宝島社】
発売日: 2006-12
参考価格: 720 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,092円〜
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・一ノ宮 美成 ・グループK21
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カスタマー平均評価: 5
教育問題を中心にその真相をえぐる 同和利権の真相シリーズの第4弾。今回は悪名高い「八鹿高校事件」を中心に、小学校教師への人権侵害、京都の「同和奨学金」、福岡の同和系ゼネコン、田中長野県知事と同和団体との対立などがテーマになっている。
とくに、1974年に兵庫県八鹿町(現養父市)の八鹿高等学校で起きたいわゆる「八鹿高校事件」についてははずかしながら寡聞であったため、そのぶん衝撃が大きかった。
なぜここまでの教師への暴力が正当化できるのか全く理解できず、理不尽さが心に刺さった感じになってしまった。また、当時、この事件を起こした張本人たちに全く反省の色がなく、行政がむしろ同和側の暴力に力を貸す形になってというのは、言葉で言いあらわせないほどの衝撃であった。唯一の救いは、生徒たちが先生を救おうと一致団結したことである(この勇気も結局、行政側に阻まれる)。当事者の教師と生徒のまっすぐさには頭を垂れる以外にない。
さらに、「八鹿高校事件」以外のテーマも衝撃につぐ衝撃である。勇気を持って信念を貫いた小学校教師や知事時代にひるまず同和問題と対峙した田中康夫氏の姿勢には頭が下がる。
すでに起きてしまったことに対して私たちができるのは、それがなぜそれが起こり、なぜ防げず、なぜ増長したかを考えることだろう。そこから出発しなければ、真の意味で解決などなしえないだろう。単に反発を覚えるだけでは、いつまでもしこりが続くだけである。
本書にはそれを考えるヒントが詰まっている。今日、肥大化した同和行政が少しずつ変わろうとしているが、その肥大化には、こういった暴力の正当化があったのではないかと本書を読んで感じた。
第4弾というと前のシリーズを読んでいないとなかなか手が出ないものだろうが、本書は教育というかなり身近なテーマを中心としていて読みやすいので、全く読んでいない方も関心があれば一読をすすめたい。大事なのは怒ることではなく、これからどうすればいいかである。それを考える良い契機になるのではないだろうか。
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[ 文庫 ]
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回想十年〈4〉 (中公文庫)
・吉田 茂
【中央公論社】
発売日: 1998-12
参考価格: 1,000 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,094円〜
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・吉田 茂
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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虹の戦士号爆破事件―フランス情報機関の謀略 (現代教養文庫)
・ザ・サンデータイムズ インサイト・チーム
【社会思想社】
発売日: 1989-07
参考価格: 652 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,081円〜
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・ザ・サンデータイムズ インサイト・チーム
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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分解穴うめ六法―民事訴訟法
【実務教育出版】
発売日: 1995-02
参考価格: 2,243 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,064円〜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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無差別テロ兵器マニュアル―生物化学兵器から核汚染まで (プレイブックス)
・高貫 布士
【青春出版社】
発売日: 2001-12
参考価格: 872 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,061円〜
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・高貫 布士
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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りん太のももいろ日記〈パート2〉
【近代映画社】
発売日: 1987-07
参考価格: 866 円(税込)
販売価格: 品切れ中
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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歴史学の方法 (講談社学術文庫)
【講談社】
発売日: 1998-03
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,055円〜
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カスタマー平均評価: 4
ウェーバリアンなら必読です ウェーバーの中ではあまり有名ではない『歴史学の方法』ですが、 比較的ウェーバーの中では入りやすいものではないかと思います。 しかも、ウェーバーの考え方が良く分かります。 これを読んでから、『プロテスタンティズムと資本主義の精神』を読むとGoodではないかと思います。
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日本憲法思想史 (講談社学術文庫)
・長尾 龍一
【講談社】
発売日: 1996-11
参考価格: 816 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,032円〜
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・長尾 龍一
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カスタマー平均評価: 4.5
戦前の大日本帝国憲法と戦後の日本国憲法と 内容的にかなり厳しい本である。
最初の章では、法哲学と法史学のミックスした拙論で、戦前の憲法学に関わった穂積八束と上杉慎吉、そして美濃部達吉の話である。特に権力に接近した二人の憲法に関するイデオロギーと、国体と憲法との関わり(正に天皇機関説)を説明されている。
特に水戸学の影響を受けた国体の観念と、それらが絡まった明治憲政との絡みの説明について論者は個人的に注目している。
特に戦後憲法について、マッカーサーからの押し付け的議論について、筆者が厳しい指摘を下している一方、戦後護憲運動についても冷戦下の政治的謀略の煽りを受けており、正常な議論がなされていないという指摘にも触れたい。 1つの見方 1.内容
(1)明治憲法下における憲法学者である、穂積八束、上杉慎吉、美濃部達吉の思想をまとめた評伝、ならびに、(2)日本国憲法制定直後に学者の思想をまとめたもの。分量では、(1)が多い。
2.評価
どの学者の評伝も、なかなか批判的に書かれており、面白く感じた。ただ、一般的には、美濃部―宮沢ラインを批判的に捉えるよりは(これ自体は重要な営みだが)、素直に理解したほうが有益だと思うので、1つの見方としてとどめておいたほうがいいという趣旨で、星4つである。しかし、1(1)は、とりわけ貴重な内容だと思うので、機会があったらぜひご一読を。
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[ 文庫 ]
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幣原喜重郎とその時代 (PHP文庫)
・岡崎 久彦
【PHP研究所】
発売日: 2003-07
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 2,030円〜
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・岡崎 久彦
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カスタマー平均評価: 4.5
幣原外交への好意的評価
いつの世にも対外的に強気の外交は
いわゆる協調外交よりも評判が良いものらしい。
そういう意味でポピュリズム的には
人気の無かった幣原外交を、
好意的に採り上げて解説しているのが本書である。
(筆者自身が垢抜けた外交官であるという点も
要因としては大きいだろう)
現在の日本外交を考えるに、
近隣において協調外交とは言い難く、
本書などを読むと、後世の評価を仰いでみたくなる。
この本は「とても・とても・とても」面白い本ですヨ!! 岡崎さんの本はどれも丁寧に書かれてありますね。特にこの「・・・とその時代シリーズ」は、ご本人も言われているとおり「信用できる方々と意見をつき合わせて対論形式で・・・ここらヘンが妥当な線だろう・・・という詰め方をして書いた。」と。一言一句が丁寧に書かれてあることが分かります。寸分狂いが無いように、正に「巧みの技」のようです。正に客観的・冷静に・性格に・・・偏見を極力排した・・・書き方になってますよね。それには本当に感心しました。「こういう書き方も有るんだな・・・」と。物事を本当に大局的に、敷衍して、何と言おうか・・・高い視点から書かれてありますよね。何処の国の人が読んでも参考になるような書き方になってます。本当に感心するし、とてもとても面白い本です。
知らなかった大正時代 大正時代の日本の雰囲気にはとても平和で、世界の様々な国家と比較してもレベルの高い社会体制を持っていたことを初めて知った。明治維新が起きてから、欧米の文化を知った志士たちが私心を捨てて描いてきた民主主義国家がついに形成された時代。しかし悲しいかな同じ志士たちが残した藩閥主義により、日本の歯車が誰も願わない方向へ回りだす。著者の岡崎さんはあらゆる偏向的な史観を排除しあくまでも当時の状況を踏まえて最も必然的な道筋を書き示してくださる。その時代の出来事が起きた背景を「ああ、そういうことなのだろう。」とすんなり共感できる。 そしてこの時代の歴史を私が知らなかったのは、日本が負けてしまったが故に、戦争時の日本にあった思想、人々のすべてが否定されたがためとは。
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