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専門的な内容なのに理解しやすい文章なので最後まで楽しく読むことができました。
漱石ファンにもおすすめ
一番面白かったのは、我が輩は猫であるのエピソード。ちょうどそのころ起こった、いわば第一次運動ブームを皮肉っている。我が輩は猫であるは中学の教科書で読んだが、こんな意味が隠されていたとはまったく気がつかなかった。漱石ファンにもおすすめ！
そして日本という国は健康か？
　学生時代から「健康」とか「健全」とかいうコトバが苦手だった。健康がいいのはわかっているけれど、それを周囲の人間からとやかく言われ、自分の価値をそこで決められるような気がしてイヤだったのだ。