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自ら“完全マニュアル”と豪語するには内容に偏りが・・・
バックパッキングにしろ、自転車にしろ、まったく経験の無いひとが読めば 参考になる部分も多いと思うが、著者の個人的な好みや考えを押し付けている感が否めない。 例えば、「ＪＲは高いからフェリーを使うこと・・」など人によって選択肢があっていいことに対して決め付け口調だったり。ひとつの製品を使用して不満があったからといってメーカーそのものを批判的に書いたり。野宿の場所に関しても、一般的にキャンプが禁止されている道の駅・公園・神社などの公共施設を平然と紹介している。やむにやまれずそういう場所で野営する場合は管理者の許可を得ることが最低限必要なことも書かれていない。 「公園はガキがうるさいからだめ・・」って・・・ 公園はバックパッカーが寝泊りする場所ではなくて、子供たちが遊んだりするための場所ですよ。
これがマニュアルだ。
世にはいろんなマニュアルがある。

日常を打破し全く別の世界へ。

そんな非日常への登竜門、完全マニュアルだ。

タイトルに嘘はない。

野宿がとっても素敵な一夜になる。
豪華５ツ星ホテルのフカフカベッドの上より、
満天の星空の下の方が
遥かに刺激的で感動的なひと時を君にもたらす。

アウトドア派には当然お勧め。
インドア派にも新たな展開が開けるかも。

これは是非蔵書に加えて欲しい。

そろそろ改訂版が待たれる。
ありきたりな旅を卒業したい方へ
水も安全もただじゃないけれど、自然の中に溶け込んで一夜を明かす、天井は星空、モーニングコールは朝日、そんな野宿旅の入門書です。だけど・・・とためらう方、まず読んでみましょう。装備や心構え等がイラスト入りで解説されています。さらに著者の体験談も交えてあり参考になります。一度読むと旅に出たくなります。