カスタマー平均評価: 4.5
奥が深い 顔ハメとは、「観光地に良く置いてある、顔のところをくりぬいてあって、そこのところから顔を出して写真を撮る記念撮影用パネル」のこと。
これが北海道から九州まで、88件が紹介されている。
京都の舞妓さんのような「まとも」なものから、銭形平次、悪代官。そして、ミナミゾウアザラシやカツオなど、人間じゃないものまで。カツオはなかなか強烈。プロレタリア顔ハメもすごい。
いままで、旅先で見かけても馬鹿にして見向きもしなかったが、今後は気をつけて観察するようにしたいと思う。 爆笑保証書付き! 観光地には、その土地にちなんだ人物、事物にコスプレして記念写真を撮るための道具−主に、ベニヤ板にペンキ絵を描いたようなモノ−が珍しくない。著者はその物件を「顔ハメ」と命名。顔ハメを求めて、北海道から沖縄までを踏査し、88の優良物件を写真付きで解説。鰹節発祥の地では、生きの良いカツオがおどる物件があるが、顔をハメる場所はほとんど魚の肛門あたり。誰がハメたがるのかと怪しむ魚屋のおばさん、意味不明のド○エモンなどなど一見しただけで爆笑ものもあるし「何だろうこれは?」と疑問を感じて「鑑賞のポイント」の説明を読んで笑いの止まらなくなる「かけおち」物件もある。電車の中で笑いをこらえられず、周りの人に怪しまれたのはワタシです。 赤瀬川原平氏らの「路上観察額」と同一の目線・理念にあるものながら、独立に発生したコレクションらしい。世の中には密かにこういう無意味なものを集め、かつ消えていくのを惜しむ人がいる。人間の奥深さを二重にも三重にも感じずにはいられない。 ★1つ分減らした理由 ・写真印刷の画質に難。 ・下ネタがちょっと多い(紙一重分少ないのが好み)。 ・レイアウトも雑然とした印象を受けるのが残念。 ・物件ごとに☆で5段階評価しているが、基準が良くわからない。フィ〜リングだと言ったらそれまでだけどね。 ずっこけるぐらい面白い本 ずっこけるぐらい面白い本です。そして、すぐに読める本です。 旅に出て、ちっとした観光地に必ずある「顔はめ」についての本です。 その「顔はめ」の評価もちゃんとしてあり、本文も的確に表現されています。もちろん、「顔はめ」の写真も添付されています。 旅に出たついでに携帯しもよい本でしょう。かさばりません。この本から、ご当地の「顔はめ」をさがすのもよいでしょう。1つ、旅の楽しみが増えます。 私は、秋田県阿仁町の熊牧場にある「顔はめ」をさっそく見つけました。もちろん、この本に掲載されています。そして、自分の顔をはめてしまいました。 まだまだ「顔はめ」は存在します。続編を期待したい。 馬鹿さ加減がうれしい くだらない、馬鹿馬鹿しいと思われる方もいるかもしれません。でもだからこそいいのです。肩肘張らず読めます。写真も文も楽しめます。 よくもココまで・・・ 日本国内の観光地にあるいわゆる顔をはめ込んで写真を撮るためにある 看板を集めた本。 言うなればただの看板ばっかりの写真なのになぜか笑ってしまいます。 それはきちんと由来と鑑賞のポイントが書かれているからなのでしょうか?! 感心するほど集めていますがまだまだあるはず。 第2弾を期待してしまうほど面白いです。
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